大倉・アリスのニュースが伝えられ始めたその日の早朝7時、芸能記者は東京・神田明神に集まっていた。AKB48の新成人12人の取材だ。
「かつて前田敦子や高橋みなみら『黄金世代』『華の時代』がいた時代から取材をしているものとしては、取材陣の数、遠巻きに見守るファンの数は隔世の感がありますね。それでも小栗有以や本田仁美、山内瑞葵ら屋台骨が確実に育っていることが希望ですよ」と話しながら、中堅カメラマンはレンズを向ける。
『自分たちは何世代?』という質問は恒例のお約束で、今回の新成人は「トライ世代」と、寅年に引っかけて命名したのだが…。
「発表したのは小栗でした。その直前、小栗は二十歳になったので優柔不断を直したいと誓いを発表していたのです。ところが取材陣から、過去3度命名されている『黄金世代』に匹敵できるのでは? と水を向けられると、それいいですね、と食いつき、『黄金のトライ世代』にします、とその場で改名。それが優柔不断! と突っ込みたくなりましたけどね」(ウェブサイト記者) (業界ウオッチャーX)