イネ害虫の検出、AI画像解析で数分で可能に 農研機構

産経ニュース
イネに悪影響を及ぼすトビイロウンカ(農研機構提供)
イネに悪影響を及ぼすトビイロウンカ(農研機構提供)

農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、茨城県つくば市)は13日、人工知能(AI)の技術を使い、イネの害虫を素早く検出するプログラムを開発したと発表した。人がやると1時間以上かかる作業が数分で完了する。

農研機構によると、検出の対象は「トビイロウンカ」などイネウンカ類3種。成虫でも5ミリほどの大きさで、イネの養分を吸ったり病気を媒介したりして収量に悪影響を及ぼす。国が定めた「指定有害動物」で、都道府県が発生状況を調べて注意報や警報を出している。

従来の手法はイネの根元に粘着剤を塗った調査板を置き、茎や葉に付いた害虫をはたき落として専門家が目で見て種類や数を集計していた。

新たな技術では、AIでイネウンカ類の特徴を覚えたプログラムが調査板の画像から自動で集計。ごみや他の虫との区別が可能で、人がやる場合と同様、90%以上の精度で見分けられる。