ソフトバンク・和田毅投手(40)が13日、長崎県営野球場で自主トレを公開した。昨年限りで現役を引退した元西武の松坂大輔氏(41)から「200勝」の達成を託されたことを明かした。
「大輔らしいな。まず大輔の(日米通算)170勝でもとてつもない数字なのに。それを乗り越えて200勝というのはびっくりしました」
日米通算148勝の和田は年末年始のテレビ番組で松坂、元阪神・藤川と共演。3人でキャッチボールするシーンがあり、松坂が和田に投じたボールに書かれていたのは「あと52勝!」。現役選手では最後の〝松坂世代〟になった和田に、大台を超える夢を託された。元巨人・村田や元ソフトバンク・杉内ら実績がある選手が多い最強世代だが、名球会入りを果たした選手はまだいない。和田がしっかりと思いを受け取った。
「僕の同級生でまだ名球会のメンバーがいないので。そういう思いで書いてくれたんだと思う」
昨年は18試合に登板して5勝6敗、防御率4・48に終わった。今回の自主トレではチームメートの大竹や楽天・早川らが初参加。早大の後輩と汗を流しており「けがなく順調にやれています」と近況を語った。
この日は坂ダッシュや体幹メニューなどで汗を流した。盟友たちの思いを胸に、和田が2022年を駆け抜ける。