虎のプリンス伝説 SHINJYOメモリアル

(27)中込伸氏編(上) 勝負師の一面「麻雀は負けても常に役満狙い」 時には手の内明かすことも

zakzak
新庄外野手(右)とじゃれ合う中込投手=1999年8月
新庄外野手(右)とじゃれ合う中込投手=1999年8月

注目のキャンプインがいよいよ2月1日に迫る日本ハム・新庄剛志新監督。阪神時代の同僚、中込伸氏(51)が3回にわたってエールを送ります。まずは采配に通じるかもしれない、BIGBOSSの知られざる麻雀の腕前を大公開―。 (構成・岩崎正範)

監督になりたい人がいっぱいいる中でやれるのは本当に幸せなこと。同じ阪神でやってきた仲間として、素直に良かったと思います。今は昔のように体育会系とか軍隊式の時代じゃないし、新庄が明るくフレンドリーな感じでやった方がいい。監督像はこうだ、というのはないと思いますよ。

新庄とは投手と野手の関係でしたが、寮ではオフによく麻雀卓を囲みました。腕はというと、強くはない。超弱いかも(笑)。手が正直だからすぐに読めるんです。字牌が5枚あると国士無双に走る、七対子で仕上がる手でも四暗刻を狙いにいく。小さい手で上がろうと思ってないから負けるんです(笑)。

でも、トータルで負けても1回の役満で納得するタイプだった。たまに自分でどういう手で打ってるかまで言ったり、メチャメチャ…。それでいいと本人は思ってるから、こっちはやってて面白かったですよ。なんとなく当時から今の新庄のイメージがあるでしょ。

新庄にはチャラチャラした印象を持つ人が多いと思いますが、人情があるというか、基本は礼儀もしっかりしてますよ。元々は田舎もんで頭に剃り込みいれてやってきた昭和スタイルの男。彼は酒を飲まないけど、誘うと必ず喜んできてくれた。根は本当に真面目でした。若い頃、〝ジャイアン〟だった僕とは正反対でしたよ(笑)。新庄なら楽しい野球になるでしょうね。僕は台湾で監督やってきたけど大変でしたから、もうやりたくはないです(笑)。