森村泰昌さん、桐竹勘十郎さんが対談 「人間浄瑠璃」を2月に公演

産経ニュース
「人間浄瑠璃」として人形に扮した森村泰昌(右)を遣う桐竹勘十郎=12日午後、大阪市北区
「人間浄瑠璃」として人形に扮した森村泰昌(右)を遣う桐竹勘十郎=12日午後、大阪市北区

美術家の森村泰昌(70)と人形浄瑠璃文楽の人形遣い、桐竹勘十郎(68)が、大阪中之島美術館の開館記念として2月に公演する「人間浄瑠璃」の企画について語り合う「森村泰昌×桐竹勘十郎対談」が12日、大阪市北区中之島のアートエリアB1で行われた。

「人間浄瑠璃」は、美術史上の名画の人物や歴史的人物に扮(ふん)した写真・映像作品「セルフポートレート」で国内外から高い評価を受ける森村と人間国宝の勘十郎によるプロジェクト。森村が文楽人形に扮し、それを勘十郎が遣うという初の試みだ。

床本は「人間とは何か」「人形浄瑠璃とは何か」をテーマに森村がオリジナルに書き下ろした「新・鏡影綺譚(きょうえいきたん)」。人形師の苦悩を暗闇の世界で表現するという。

もともと、大阪生まれ、大阪育ちの2人。アートと古典芸能という違う分野でトークショーをすれば、おもしろいものができるのでは、と思い立って昨年春に森村の方から話を持ちかけ、快諾してもらったのだが、プラスアルファで、ふと浮かんだのが「人間浄瑠璃」という言葉だった。

「セルフポートレートという技法で何者かになる」という仕事をしてきた森村が「人間であるわたしが人形になれば、人間浄瑠璃ではないか」というと、勘十郎も「おもしろそうですね」と反応し、次第に話が進んでいったのだという。

しかし、人間が人形になるにはどうすればよいのか、さらにその物語はどうするのかで暗礁に乗り上げた。そうしたときに勘十郎が森村に父親で文楽人形遣いだった二世勘十郎の一周忌追善に演じた「鏡影綺譚」の話をしたのがきっかけで、森村の床本の執筆もすすみ、8月末には床本も仕上がった。さらに12月には鶴澤清介による作曲も終わった。

けれども、人間が人形となるのはなかなか難しい。遣う側の勘十郎も「いまも毎日毎晩悩んでおります」と話す。「2月26日、人間になるか、人形に見えるかはこれからのお稽古にかかります」

森村は「今回の公演は人間が人形になるのがテーマなので、それが生きる舞台にしたい」と語った。

公演は大阪市北区中之島4の3の1の大阪中之島美術館1階ホールを会場に2月26日午後2時、同7時、同27日午前11時、午後4時の4回。チケットは1月16日午前10時から以下でオンライン発売(一般1万円、完売次第販売終了)。https://ningenjoruri.peatix.com

問い合わせは、人間浄瑠璃プロジェクト事務局の電話=06・6226・4006(正午~午後7時、月曜休み)またはメール=ningenjoruripj@gmail.com

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