40発打って馬主になる! ソフトバンク・柳田悠岐外野手(33)が12日、佐賀・嬉野市内で自主トレを公開した。自主トレをともにする西武・戸川大輔外野手(25)の実家は北海道で牧場を経営。柳田は「戸川の父ちゃんに『40本打ったら馬ください』って言ったら『いいよ』って言われた」と明かした。
■佐賀・嬉野で自主トレ公開 ぶら下げた〝ニンジン〟を道しるべにして、シーズンというダービーを制する。温泉の香りが届いてきそうな嬉野で、ギータらしい壮大な誓いだ。ソフトバンク・柳田が自主トレを公開。今季推定年俸6億2000万円の男は、仰天のご褒美を明かした。
「戸川の父ちゃんに『40本打ったら馬ください』って言ったら『いいよ』って言われたので。打ちます」
今回、自主トレに参加している西武・戸川の実家は、北海道で「戸川牧場」を営んでいる。2015年度の年度代表馬、モーリスなどを生産してきた牧場だ。柳田は年明けに戸川の父・洋二氏と約束したといい「それが今のモチベーションです。(40本塁打は)戸川牧場さまと相談した結果、そこにいきつきました」と説明した。キャリアハイは18年の36発。自分自身を超えていければ、馬主になる未来も夢ではない。
「(40本を打てればチームにとっても)最高の結果になると思います」
球団の垣根を越えて、後輩には〝ギータ賞〟を用意した。初参加となった日本ハム・清宮、2年連続参加のロッテ・安田には打率・310か、30本塁打のハードルを与えた。プレゼントの内容は未定だが「いけるでしょ。清宮ですよ、安田ですよ」と2人の大砲の潜在能力に期待した。ライバルチームが強力になりそうだが「打たれたら、自分が打てばいい」。今季からは主将も託されたホークスの顔として、迷いなく言い切った。
「戸川牧場にいきたいですわ。(今年の)オフシーズンに」
自分にもムチを打って、嬉野で鳴り響いたファンファーレ。終着点はきっと、2年ぶりの日本一だ。(竹村岳)