高校サッカー「1強時代」到来も…パリ五輪への収穫乏しい大会に 青森山田3大会ぶり3度目制覇 協会側、久保の「伸び悩み」懸念

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8年ぶりに聖地に帰ってきた高校サッカー決勝で、青森山田が図抜けた強さを見せた=10日、国立競技場
8年ぶりに聖地に帰ってきた高校サッカー決勝で、青森山田が図抜けた強さを見せた=10日、国立競技場

サッカーの全国高校選手権決勝が10日、東京・国立競技場で行われ、青森山田が熊本県勢として初制覇を目指した大津を4―0と圧倒。3大会ぶり3度目の優勝を成し遂げた。高校サッカー界に1強時代の到来を予感させる一方で、2024年パリ五輪代表で中核を担う世代として〝世界基準〟で眺めれば、日本サッカー界の未来は明るいとは言いがたい、収穫の乏しい大会となった。 (編集委員・久保武司)

8大会ぶりに聖地・国立で行われた節目の100回大会決勝には、新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大のなか、4万2747人の観客が集結。高校サッカーが1強時代に入った瞬間を見届けた。

今大会最大のスター、J1・FC東京に入団する青森山田MF松木玖生(くりゅう、3年)は有終の4得点目を決め、高校3冠を引っ提げてJ1の舞台へ進む。ただ、Jクラブの複数のスカウトは「トップチームで起用されるには2、3年かかる」と分析。近い将来に海外へ羽ばたくどころか、国内でも即戦力と見なされていない。この試合には、パリ五輪代表を率いる大岩剛監督(49)も視察に訪れたが、松木を人材難の世代の救世主に期待するには荷が重そうだ。

昨夏の東京五輪にも飛び級で出場し、パリ五輪では中心選手と位置づけられる新成人、MF久保建英(20)=スペイン1部マジョルカ=には、大きな期待をかけてきた日本協会内でも「伸び悩み」を懸念する声が増えてきた。

2019年にスペイン1部の名門レアルマドリードに電撃移籍したものの、その後は修行名目のレンタル移籍が続く。8日の今季第20節では3試合ぶりに先発でフル出場も、新型コロナウイルスに感染したとの現地報道もあるなどコンディション不良は明らかで、最下位レバンテ相手に0―2と完敗してしまった。

大岩監督は協会側に「メダルに届くようにしてもらいたい」(反町康治技術委員長)とノルマを課されているが、東京五輪の1年延期の影響で「本大会までわずか2年半しかない。厳しい戦いが続くと思っている」と焦りも。3月にスタートするパリ世代の戦いの中で、チームの大黒柱を早く見つけたい。

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