2年目の飛躍へ-。西武のブランドン内野手(23)が今季へ懸ける熱い思いを口にした。
「(昨季は)1軍と2軍を行き来することが多かったので(今季は)1軍で100試合以上出て、打率も『目指せ3割以上!』という高い目標を持ってやりたい」
ルーキーイヤーの昨季は新人ながら開幕1軍入りを果たし、3月30日の日本ハム戦(札幌ドーム)でプロ初安打を本塁打で飾るなど幸先の良いプロ野球生活を切った。だが、その後は調子を落とし、ファームと1軍を行ったり来たり。
最終的に32試合の出場で打率・247、3本塁打、8打点に終わった。プロ1年目を振り返り「1軍で結果を残すのは難しいなというふうに感じた」と悔しさをにじませた。
今季の正三塁手争いは熾(し)烈(れつ)を極める。現役選手最多の通算442本塁打を誇る中村に加え、昨季、2桁本塁打を放った呉念庭。さらには同学年で昨年のドラフト1位・渡部など立ちはだかる壁は高い。
それでも白旗を揚げるつもりはない。契約更改時には「そういう中でレギュラーを取っていかないといけないというのは自分でもわかっている」。三塁のレギュラー奪取へ「そういった選手よりも少しでも上にバッティングも守備も足のほうでもいけるよにレベルアップしていきたい」と力を込めた。
理想の三塁手像には「宗選手とかすごい身体能力が高いと思うので、見ていてすごいなと思える選手を目指して頑張りたいと思います」と話し、昨季、パ・リーグ三塁手部門でベストナイン、ゴールデングラブ賞をW受賞したオリックス・宗の名前を挙げる。