ドクター和のニッポン臨終図巻

漫才師・昭和こいる 「しょうがねえしょうがねえ」と笑顔で見送ろう

zakzak
夕刊フジ写真 【統合DB再出力:MTG00321G051207T】「漫才バカ一代」に特別ゲストとして参加した漫才コンビの「昭和のいる・こいる」の昭和こいる =東京・文京区の文京シビックホール 【撮影日:2005年12月07日】
夕刊フジ写真 【統合DB再出力:MTG00321G051207T】「漫才バカ一代」に特別ゲストとして参加した漫才コンビの「昭和のいる・こいる」の昭和こいる =東京・文京区の文京シビックホール 【撮影日:2005年12月07日】

「はいはいはいはい」「へいへいへいほうほうほう」「よかったよかった」「しょうがねえしょうがねえ」。相方ののいるさんが何を言っても、終始一貫、適当に言葉を繰り返して受け流す芸風。たまらない味わいでした。

正月の演芸番組の常連であった漫才師、昭和のいる・こいるさんのボケ役、こいるさんが、昨年12月30日に都内の病院で亡くなりました。享年77。死因は、前立腺がんとの発表です。

最後の舞台は、11月28日。こいるさんは、「最後の力を振り絞った。これが最後の漫才だろう」と周囲に語ったそうです。

前立腺がんは、男性だけにある前立腺に発生するがんです。欧米人に多いがんでしたが、近年日本人でも増加しており、現在、男性のがん罹患(りかん)率1位です(2018年統計)。その理由として高齢化と食生活の欧米化、そしてPSAという血液検査の普及が挙げられるでしょう。この検査により、初期症状がほとんどない前立腺がんの早期発見が可能となりました。早期で治療できれば、前立腺がんの10年生存率はほぼ100%です。PSA検査は50歳以上を対象に、自治体や人間ドックでも受けられる非常に便利ながん検査です。