堤幸彦監督(66)が9日、大阪市北区のシネ・リーブル梅田で行われた通算50作目の映画「truth~姦しき弔いの果て~」の公開記念舞台あいさつに出席した。
同じ男性(佐藤二朗)を愛していた3人の女性が、男の葬儀後に本性むき出しでぶつかりあうコメディー。女優の広山詞葉(36)、福宮あやの(38)、河野知美(40)が文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」の助成金700万円で製作・主演した。
「どうも。司馬遼太郎です」とボケて、ザワつく場内のリアクションに「いいですねぇ、大阪は」とご満悦の堤監督。広山に「まさかまさかの自主映画を、監督が撮ってくださり、たった700万円で2日間で仕上げました」と感謝された。
すると監督は「いや、700万って結構な金額ですよ。こないだ俺、宝くじで100万円が初めて当たって、それだけで小躍りしたもん」と明かしつつ、「(製作費が)50万だろうが、10億だろうが、ワンカット、ワンカットが皆さんに届くか考えて作ってます。今、いいこと言っちゃった?」と笑わせた。