中国「アフリカの角」で影響力拡大図る 特使任命へ

産経ニュース
中国の王毅国務委員兼外相(新華社=共同)
中国の王毅国務委員兼外相(新華社=共同)

【北京=三塚聖平】中国が「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ東部地域との関係強化を図ろうとしている。王毅国務委員兼外相は今年最初の外遊先に同地域を選び、担当特使を任命して紛争など地域が抱える問題の解決を支援する方針を表明した。アフリカ重視を打ち出すバイデン米政権をにらんで影響力を拡大させる考えとみられ、アフリカでも米中の角逐が激化するのは必至な情勢だ。

王氏は、4~7日にアフリカのエリトリア、ケニア、コモロを訪問した。中国外相は年初にアフリカを外遊するのが恒例で、今年で32年連続になる。

ただ、例年と違ったのは、6日のケニアのオマモ外相との共同記者会見で、アフリカの角の担当特使を任命する方針を表明したことだ。特使の具体的な役割は明らかでないが、中国外務省の発表によると、王氏は同地域に「必要な支援を提供する」と強調した。

アフリカの角は、地中海とインド洋を結ぶ海上交通の要衝に位置し、王氏が訪問したケニアとエリトリアのほかソマリア、エチオピア、ジブチが含まれる。

エチオピアは紛争、ソマリアはイスラム過激派のテロという懸案を抱える。王氏は「地域の国が安全、発展、統治という三重の難題に対処するのを支援する」と関与姿勢を強調した。

中国の念頭にあるのは米国の存在だ。バイデン大統領は昨年10月、訪米したケニアのケニヤッタ大統領と直接会談し、新型コロナウイルスのワクチン1700万回分の追加支援を発表。両国が治安対策で協力を強化する考えも強調した。

王氏は、ケニア訪問中、「アフリカの角の国や人民は、大国による争奪から脱却し、団結、自強の道を歩むべきだ」と述べ、米欧を牽制(けんせい)する姿勢も示した。

中国人民解放軍は2017年に初の海外拠点となる基地をジブチに創設するなど、安全保障面でも同地域の注目度は増している。従来は経済・貿易が中心だった中国とアフリカとの協力関係が、担当特使の設置でで外交・安全保障分野にも力点が置かれるようになるかが注視されそうだ。

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