日本の世界自然遺産は、知床、白神山地、小笠原諸島、屋久島と、現在4カ所。その中で私が行ったことのあるのが知床と小笠原諸島。北と南を制しているのに、その間の2つを行ってないというのは我ながら残念…。そんな私にうってつけの番組が放送されるのですよ。
9日午後9時からBS―TBSで放送されるのが、「神秘と継承の世界遺産 白神山地~第1章 尾上菊之助がゆく 生命育む8000年の森~」です。
白神山地は日本で最初に登録されたユネスコ世界自然遺産なのです。青森県と秋田県にまたがる世界最大級のブナ原生林が残されて、総面積およそ13万平方キロメートル。わかりやすく言いますと、東京ドーム2万7660個分(余計わかりづらくなったか?)。8000年前の氷河期後期から続くブナ林です。そのうち1万7000平方キロメートルが世界遺産の範囲で、東京ドームなら…もういいか。
その中心である核心地域には、青森県側からしか近づけないらしいです。青森の人々が美しくも過酷な大自然とどのように関わってきたかを背景に、尾上菊之助さんが「白神山地」の真髄に迫ります。