年末年始の移動活発 鉄道2・5倍、航空1・9倍

産経ニュース
年末の帰省や旅行の人々で混雑するJR東京駅の東海道新幹線のホーム=2021年12月29日午後、東京都千代田区(納冨康撮影)
年末の帰省や旅行の人々で混雑するJR東京駅の東海道新幹線のホーム=2021年12月29日午後、東京都千代田区(納冨康撮影)

JR旅客6社は6日、年末年始(昨年12月28日~今月5日)に新幹線や在来線の特急を利用した人数が、昨年度比約2・5倍の893万8千人だったと発表した。航空各社も5日に昨年12月25日~今月4日の国内線利用実績が、昨年度比1・9倍の315万9千人に上ったと発表。新型コロナウイルス「オミクロン株」の市中感染が相次いで明らかになった中でも、人々が活発に国内を移動していた状況が明らかになった。

JR旅客6社の利用者数は、昨年度比で見ると好調だったものの、コロナ禍前の令和元年度と比べると75%にとどまった。下りは12月30日、上りは今月3日がピークだった。

6社のうち東日本や東海の利用者数も、昨年度比や元年度比の割合は全体と同程度の水準だった。

東海道新幹線では、繁忙期では令和元年度以来となる自由席乗車率100%超えの列車もあったほか、想定以上の需要増から当日に臨時列車の増発を決めたケースもあったという。東海の担当者は「時間を追うごとに予約が増えた。行動を決めかねていた利用客が流れてきたのでは」とみる。

航空では全日本空輸と日本航空の国内線利用者数の合計が、元年度比で76%にまで回復。昨年度比は全日空が1・7倍の116万4千人、日航は同2・2倍の106万2千人に上った。

また、高速道路各社によると、12月28日~今月4日で、1日当たりの平均交通量は3万5200台で昨年度の1・44倍。元年度比で約9割の水準に達した。