渡辺えり、キムラ緑子「有頂天作家」 京都・東京で上演

産経ニュース
渡辺えり(右)とキムラ緑子
渡辺えり(右)とキムラ緑子

渡辺えり(67)とキムラ緑子(60)のダブル主演による舞台「有頂天作家」(斎藤雅文作・演出)が1月に京都、2月に東京でそれぞれ上演される。本作は2人による有頂天シリーズの第4弾となる。昨年末、都内で本作の取材会が開かれた。

「有頂天作家」は杉村春子のために書き下ろされた「恋ぶみ屋一葉」を改題し、女同士の友情と三角関係を描いた悲喜劇。当初令和2年に上演される予定でゲネプロ(最終リハーサル)まで行ったがコロナ禍で延期となっていた。

渡辺は「本番ができると思って死ぬ気でお稽古をして残念ながら延期だった。それがようやくできるのが本当にうれしい」と満面の笑み。自身が演じる元芸者の羽生きく=小菊について「全世界の不幸を一身に背負ったような役だが、がんばって演じたい」とした。

手紙の代筆業を営む前田奈津を演じるキムラは前日行った脚本の読み合わせに触れながら、「2年弱いい意味で(ワインのように)〝寝かせた〟。脳や体は深いところにせりふを落ち着かせるのだと思った。湧き上がってきた芝居が前にやったときとまったく違う感じになっていた」という。

キムラの言葉を受け、斎藤は「これはほとんど再演に近いと思っている。この1年半は無駄ではなかったということが舞台の成果として反映されると信じている」とエールを送った。

1月15~28日は京都・南座、2月1~15日は東京・新橋演舞場。チケットホン松竹、0570・000・489。(水沼啓子)