北朝鮮が内陸から弾道ミサイル1発発射、軍備増強を誇示

産経ニュース
朝鮮労働党中央委員会総会に臨む金正恩党総書記=2021年12月、平壌(朝鮮中央通信=共同)
朝鮮労働党中央委員会総会に臨む金正恩党総書記=2021年12月、平壌(朝鮮中央通信=共同)

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は5日午前8時10分ごろ(日本時間同)、内陸部から日本海に向けて飛翔(ひしょう)体を発射した。韓国軍合同参謀本部は、発射されたのは1発で弾道ミサイルとの分析を明らかにした。日本の海上保安庁も北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。日米韓当局が詳しい種類の分析を急いでいる。

北朝鮮によるミサイル発射は昨年10月以来。北朝鮮はこの際、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験に成功したとしていた。

年明け早々にミサイルを発射することで、昨年に続いて今年も新兵器開発を含む軍備増強を加速させる姿勢を国内外に誇示した形だ。米中対立が激しさを増し、国際社会の北朝鮮問題への関心が薄れる中、改めて存在感をアピールして米朝交渉の主導権を保持する狙いもうかがえる。

北朝鮮で昨年12月31日まで5日間開かれた朝鮮労働党中央委員会総会で、金正恩(キム・ジョンウン)総書記は「日々不安定化する朝鮮半島の軍事的環境と国際情勢の流れは、国防力強化を一瞬も遅らせずに力強く推し進めることを求めている」と述べ、軍備増強を推進させる方針を打ち出していた。

北朝鮮は、金氏が「多事多変の国際政治情勢と周辺環境」に応じて南北関係や対外分野で堅持すべき原則と戦術の方向を示したともしながら、具体的内容は公表しなかった。バイデン米政権などの出方を見定める思惑があるとみられる。

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