春高バレー

習志野、前々回王者に逆転勝ち エース高橋「自信になった」

産経ニュース
【第74回春の高校バレー1回戦 習志野(千葉)対東山(京都)】第3セット、スパイクを放つ習志野・高橋慶帆=5日、東京体育館(甘利慈撮影)
【第74回春の高校バレー1回戦 習志野(千葉)対東山(京都)】第3セット、スパイクを放つ習志野・高橋慶帆=5日、東京体育館(甘利慈撮影)

「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第68回全日本バレーボール高等学校選手権大会が5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕し、男子1回戦で習志野(千葉)が前々回覇者を撃破した。第3セットを20-14とリードしながら東山(京都)に4連続失点と粘られたが、エースの高橋慶帆(けいはん)=3年=が躍動する。日本代表レベルの最高到達点350センチを誇る俊才はブロックの上から強打を決め、嫌な流れを断ち切った。「自信になった。心は熱く、冷静にプレーできた」と胸を張った。

第1セットは22-25で落とした。鈴木明典監督の「笑顔でやろう」の掛け声で、初戦特有の緊張から解放された。相手ブロックを散らすセッター五十嵐健人(3年)のトスワークもさえ、第2セットからはブロックやスパイクで次々と得点。センター小田周平(2年)らの活躍も光り、鮮やかな逆転勝ちを飾った。

高橋は中学2年でサッカーからバレーボールに転向した。センターとして頭角を現し、高校1年時にはユース日本代表候補にも選ばれた。日本代表入りも視野に、今季はサイドアタッカーにポジション変更。フォームを改善しながら「どの筋肉が連動しているのか」を意識して筋力強化を図り、体重3~4キロ増と一回り大きくなって夢舞台に帰ってきた。

憧れは前回大会を制した東福岡のエース柳北悠李(現東亜大)。2回戦で対戦して打ち負け、「自分もどんな時も決めきる選手になりたい」と誓った。ともに勝ち進めば、3回戦で再び東福岡とあたる。一年越しのリベンジを果たし、目標の日本一へ-。今大会屈指のスパイカーがチームを牽引(けんいん)する。(川峯千尋)