「タワマン神話」に死角はあるか 住宅ローン減税縮小も…値上がり上位席巻

SankeiBiz

中古マンション市場でタワーマンションが根強く支持されている。昨年12月に発表された関東圏の築浅マンションの値上がり率ランキングによると、トップ100位のうち約4分の1が20階以上のタワマンで、完成2年で4割近く価格が上がった物件もある。物件全体に占めるタワマンの比率の小ささを考慮すれば、人気は絶大なようだ。一方、タワマンの「値上がり神話」には度々、逆風も吹いてきた。2022年度税制改正には住宅ローン減税の縮小が盛り込まれ、1億円超も珍しくないタワマンには不利だ。ただ、高根の花と皮肉られがちなタワマンの人気には実力の裏付けもあり、市場は活気づいている。

値上がりを続けるタワーマンションの神話はいつまで続くのか(Getty Images)※画像はイメージです
値上がりを続けるタワーマンションの神話はいつまで続くのか(Getty Images)※画像はイメージです

■かつては田園調布、今はタワマン

「かつては所得が増えた人は東京23区西部の田園調布(大田区)や成城(世田谷区)を狙うものだったが、今は都心のタワマンを狙う」。不動産情報サイト「マンションレビュー」を運営するワンノブアカインド(東京)の川島直也社長はタワマン人気の実情をこう話す。

ワンノブアカインドが昨年12月22日に発表した関東圏の築5年以内の値上がりマンションランキングによると、トップ100のうち26件がタワマン。トップ20に絞れば7件がタワマンで、3分の1を占める形だ。調査対象となった986件のうちタワマンは7%しかないにもかかわらず、値上がり上位で存在感を示していることは、人気の高さを示している。

タワマンで最も値上がり率が高かったのは、横浜市中区にある58階建ての「ザ・タワー横浜北仲」。2020年2月の完成から2年足らずだが、すでに価格は37.2%値上がりしているという。タワマン2位の「ザ・パークハウス西新宿タワー60」(東京都新宿区)の値上がり率は36.4%。タワマン25位タイの「ザ・レジデンス六本木」(港区)と「プライムパークス品川シーサイド ザ・タワー」(品川区)でも、完成から3年足らずで19.2%値上がりしている。

ワンノブアカインド提供。以下のランキングは記事の途中に掲載

■タワマンにはらむ都会の死角

一方、タワマンといえば「いつかは値崩れする」といわれることも多い。2019年の台風19号によって川崎市内で浸水被害が起きた際には、武蔵小杉駅(同市中原区)近くの47階建てのタワマンで地下3階の電気・機械設備が停電し、エレベーターが停止するなどの被害が発生。「都会の死角」などとしてリスクが指摘された。

また、2022年度の税制改正では住宅ローン減税が縮小され、住宅ローン残高の最大1%とする現行の控除率が一律0.7%に引き下げられる。価格が高くなりがちなタワマンには逆風になりえる内容だ。2017年度の税制改正でも、20階建て以上のタワマンにかかる固定資産税について、高層階ほど税率が高くなる仕組みが導入された。

ワンノブアカインド提供

さらに「眺望に憧れて住み始めたが、エレベーター渋滞が起きる」「高層階と低層階の住民間のヒエラルキーが辛い」など、タワマンに否定的な声を見聞きする機会は多い。地域住民なら誰もが知っているタワマンは高所得者の城ともいえるだけに、いやが上にも注目を集める存在となっているようだ。

■パワーカップルなら1億円超の住宅ローンも

とはいえ、足元の価格動向をみれば、タワマン神話は揺らいでいない。ワンノブアカインドの川島氏はタワマン人気の理由について、「資産性が高いことが最大のポイントだ」と説明する。

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