群馬・年末記者ノート

児相設置の高崎市に心からエール

産経ニュース
高崎市独自の児童相談所設置を知らせる広報高崎
高崎市独自の児童相談所設置を知らせる広報高崎

「高崎独自の児童相談所を問屋町4丁目に整備します」-。高崎市の広報紙・広報高崎12・1号に、こんな文言が掲載された。平成23年4月に中核市へ移行した同市の「高崎の子供は高崎で守る」という正式な宣言だった。

中核市は全国で62を数える。16年の児童福祉法の改正で都道府県だけでなく中核市でも児童相談所の設置ができるようになった。だが、設置済みは金沢市、神奈川県横須賀市、兵庫県明石市のみで、奈良市が来年度の設置を予定している程度だ。ネックは「巨額な運営費負担と専門人材確保への負担」が大方の見方だ。

そうした中、設置市に共通するのは市長のリーダーシップだった。「自市の子供は自市で守る」、「子供を守ることは基礎自治体の責務」、「子供の問題に一気通貫で対応できる」-などの強い意志の表明があるという。

高崎の場合も同じ。児童虐待などの相談は市の窓口と県の児童相談所が担ってきたが、「市として一時保護が必要と考え県と相談しても『検討する』と言うだけではっきりしない。そんなことをしているうちに、子供が亡くなったらどうするんだといういらだちがあった」と富岡賢治市長は話す。令和元年、独自の児童相談所設置も視野に入れた「こども救援センター」をトップダウンで開設した。

高崎市の児童相談所は7年度の設置を目指す。敷地面積は約8千平方メートルで、JR東日本高崎問屋町駅から徒歩2分。相談者の利便性にも配慮した。敷地内には一時保護所も併設する。富岡市長は「高崎の児童相談所は行動する児童相談所だ」と強調する。

その実現のために必要不可欠なのがマンパワーの確保だ。スタート時70~80人体制を想定。内部での養成だけでは十分でなく、全国に向けて職員の募集も始めた。

児童の相談対応や支援などを行う児童福祉司と心理判定なども行う児童心理司が各若干名、職員の指導役も務める児童福祉司スーパーバイザーが2人、児童心理司スーパーバイザーが1人。特に期待されるのが、即戦力とともに周囲の手本になるスーパーバイザーだ。募集期間は来年3月31日までで、担当者は「それなりに応募はあり、今後は選考を進めたい」とする。

児童相談所というと児童虐待対応というイメージが強い。だが、実際には養護や障害などのさまざまな相談事項、助言、養育家庭制度への対応、施設への入所など広範な業務・役割を担っている。さらには、従来の市の業務とは異なり、立ち入り調査や親子の通信などの制限、親子を物理的に引き離す一時保護など強い権限も認められている。

設置に向け人材確保を中心とした体制づくり、設置後に待ち構えている多岐にわたる業務。関係者にとっては未知の領域が続くことになるが、心からエールを送りたいと思う。(椎名高志)

  1. あすの「カムカムエヴリバディ」1月21日第57話あらすじ 奈々との“噂”に不安を募らせるるい、そこに突然ジョーが現れ…

  2. キムタクだけマスク着用の集合写真に「これが有名人が伝えるべきメッセージ」「好感度爆上がり」と称賛の嵐

  3. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」

  4. オミクロンでパンデミック終了か、海外では感染者数が1カ月で頭打ち 専門家「次の変異株を経て『5番目のかぜ』になる可能性も」

  5. 元関脇勢が引退 婚約していた比嘉真美子とはすでに破談