虎のソナタ

井端さん、鳥谷さんが絶賛する現役一塁手は?

サンスポ
シートノックで一塁を守る阪神・大山
シートノックで一塁を守る阪神・大山

ハル・ブリーデン。1976年から阪神でプレーし、76年に40本塁打、77年に37本塁打を放った助っ人一塁手(78年は右膝の故障で17試合の出場に終わり、退団。今年5月、76歳で死去)を覚えていますか。先輩記者に聞いた話です。

「日本で一番うまい一塁手は誰だと思う?」

ブリーデンからそう聞かれた先輩たちは、大半が「王貞治」と答え、「あなたもいい一塁手だけど」とフォロー。すると彼は、苦笑いしながらこう言ったそうです。

「違う。俺が質問したのは『一番うまい一塁手は誰か』だ。一番打つ一塁手じゃない。守備のことだ」

そして彼は、こう続けました。

「一番うまいのは松原(誠、当時大洋)だよ。動きもいいし、ミットさばきもうまい。彼は右投げだが(ブリーデンは左投げ右打ち)二塁への送球動作も素早い。ショートバウンドの送球を捕るのもバント処理も、俺や王さんよりうまい。パ・リーグを含めても日本で一番うまい一塁手だ」

守備を表彰する「ダイヤモンドグラブ賞」(現在の呼称は『ゴールデングラブ賞』)が始まったのは72年。セの一塁手のダイヤモンドグラブ賞は王さんが72年から引退する80年までずっと受賞しています。記者投票で決まるこの結果に「みんなの投票は打撃成績に引っ張られ過ぎていないか? 一塁の守備は簡単じゃないんだぞ。ちゃんと松原の守備を見ているのか」と力説したのです。

どうしてこんな話を思い出したのか。25日深夜にテレビ大阪で放送された「タイガースここだけのホンネ話~サンタが遅れてやって来たSP~」がきっかけです。面白かった。佐藤輝、中野、伊藤将のトークも楽しかったけれど、さらに面白かったのが2013年のWBCで二遊間コンビを組んだ井端弘和さんと鳥谷敬さんの対談でした。

ゴールデングラブ賞を遊撃で7度受賞した井端さんと、遊撃で4度、三塁で1度の計5度受賞した鳥谷さんは、『内野の守備の難しい順番』で「まずショートです。次がファーストで、その次がセカンド、最後がサード」(鳥谷さん)「うん。そうそう」(井端さん)と意見が一致。その前提で「〝鳥谷監督〟なら阪神の内野のシフトをどうする?」という井端さんの質問に、鳥谷さんが「監督になりたいとは考えていないですけど」「外国人のこともあるけれど日本人の選手だけで言うなら」と前置きしてこう答えたんです。

「サード佐藤輝、ショート中野、セカンド糸原、ファースト大山」

その理由を鳥谷さんはこう説明しました。

「日本人の選手でうまい一塁手ってあまりいません。大山は一塁の守備がうまいんですよ。肩が強いので(三塁)という考え方もあるでしょうが、ショートの次に難しいポジションだから、僕はファースト大山です」

井端さんも「うん。大山の一塁はうまい」とうなずいていました。今は阪神の打線に欠かせない存在のマルテがいるので、すぐのコンバートはないでしょうが、守備の名手2人の意見が一致した内野シフトを見てみたいと思いながら、対談を聞いていました。

本日の2、3面は、土井正博氏の「虎戦士解析」。前日1面の佐藤輝編に続いて、今回は大山にスポットを当てています。この2人が、土井さんが見込んでいる通りに打てるようになれば、サード佐藤輝、ファースト大山の〝鳥谷監督シフト〟も近い将来に実現するかも。巨人のONコンビのようになってくれるかも。そんな楽しい夢も描きながら、土井さんの虎戦士解析、お読みになってください。

  1. あすの「カムカムエヴリバディ」1月27日第61話あらすじ ジョーと結婚したるい、京都で回転焼き屋をオープン

  2. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病

  3. あすの「カムカムエヴリバディ」1月28日第62話あらすじ 回転焼きの評判は上々も何もできないジョー、ある日るいが倒れ…

  4. Eカップ小島みゆ、変形ビキニで浜辺を歩く 「妹役という設定で演技に初めて挑戦しました」

  5. 「カムカムエヴリバディ」堀部圭亮演じる「吉右衛門ちゃん」登場 父子の1人2役に「パパそっくり」「けちえもんに…!」と視聴者大喜び