桐光学園〝本田圭佑の教え〟豊田弾 Ckから渾身ヘッド!ゴールこじ開けた/高校サッカー

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ゴールを決めた豊田に仲間が駆け寄って大喜び。桐光学園は2回戦に進出した(撮影・蔵賢斗)
ゴールを決めた豊田に仲間が駆け寄って大喜び。桐光学園は2回戦に進出した(撮影・蔵賢斗)

15試合が行われ、2大会ぶりの優勝を目指す静岡学園は来季J1の磐田入りが内定しているMF古川陽介(3年)らのゴールで、徳島商に5-0で大勝した。神奈川県勢初の優勝を目指す3大会ぶり12度目出場の桐光学園はMF豊田怜央(りょう、2年)が決勝点を決め、1-0で西原(沖縄)に勝利。阪南大高(大阪)は3-0で丸岡(福井)に快勝し、堀越(東京A)は高知に2-1で勝って2回戦へ進んだ。31日に2回戦16試合が行われる。

西原の堅固なゴールをこじ開けた。桐光学園は0-0の後半13分、MF豊田怜央(りょう、2年)が左CKを頭で合わせて均衡を破り、仲間たちと歓喜した。

「チームみんなで練習してきたセットプレー。しっかり取れてよかった。自分の1点で勝利に導けたことはうれしい」

前半は相手の0本に対して10本ものシュートを放った桐光学園だが、GKのスーパーセーブに阻まれ続けた。嫌なムードが漂う中、神奈川県予選決勝でも得点した豊田のヘッドが値千金の決勝弾となった。

元日本代表MF本田圭佑(リトアニア1部のスドゥバを11月に退団)がプロデュースするクラブチーム、ソルティーロ東京FC出身。本田から直接指導を受けた経験はないが、「今やれることをやる」という金言を胸に全力プレーを心掛ける。この日はボランチで先発すると、味方の負傷で右サイドバックへポジションチェンジ。与えられた役割を全うした。

今月中旬、OBの元日本代表MF中村俊輔(横浜FC、写真)が母校を訪問。「明るくやること。選手権を楽しんでほしい」とエールを送った。選手は初戦突破に笑みを浮かべ、大先輩の激励に応えた。

今大会予選に191校が参加した神奈川は、全国でも有数の「激戦区」とされる。しかし本大会の県勢は、100回を数える歴史の中でも1996年度の第75回大会で、中村が率いた桐光学園の準優勝が最高成績。全国を制覇したことはない。

主将のMF山市秀翔(しゅうと、3年)は「選手権制覇へ。1戦必勝でやっていく」。〝俊輔超え〟を誓った。(一色伸裕)