阪神のD3位桐敷が第2の故郷・新潟への恩返しを誓う

サンスポ
自主トレを公開した阪神ドラフト3位・桐敷拓馬=新潟医療福祉大硬式野球グラウンド(新潟医療福祉大学提供)
自主トレを公開した阪神ドラフト3位・桐敷拓馬=新潟医療福祉大硬式野球グラウンド(新潟医療福祉大学提供)

新潟に恩返し! 阪神のドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が26日、新潟県の同大学で自主トレを公開した。埼玉県出身の左腕は縁もゆかりもなかったが、自らをプロ入りするまで大きく成長させてくれた第2の故郷に感謝。将来的には凱旋登板して、恩返しすることを誓った。

一面の銀世界に包まれていた。雪で真っ白になった大地と、ここで育った白米が夢を切り開く糧となった。大学4年間を振り返り、桐敷は新潟への感謝を口にした。

「関東の大学に比べるとグラウンドで練習できない時期は多い。その環境の中、やるべきことを意識してやれたのが、4年間で成長できたこと」

氷点下1度の中で自主トレを公開。体幹トレーニングやキャッチボールなどで体を動かした。来年1月からは鳴尾浜の虎風荘に入寮する。新潟での生活も残りわずか。さまざまな思い出がよみがえった。

屋内でキャッチボールを披露した桐敷(新潟医療福祉大学提供)
屋内でキャッチボールを披露した桐敷(新潟医療福祉大学提供)

「去年の大雪のとき、雪の量にもびっくりしたのですが、車が動かなくて。仲間と車を押しながら、バックしてアクセル踏んでと繰り返して。やっと寮から出られたのが一番、印象的です」

本庄東高を卒業するまでは埼玉県で生まれ育った。新潟は縁もゆかりもなかったが「1期生の笠原さんが中日に指名されて。たった4年でプロを輩出する大学に、何か強さがあると思った」と2013年度に野球部が創部されたばかりの新潟医療福祉大へ進んだ。

12月から翌3月まで、雪の影響でグラウンドでの練習は制限される。ただ、だからこそ「何ができるか考えてやってきたのが一番大きかった」と創意工夫するマインドがはぐくまれた。医療系の大学ということもあり、周りにはトレーニングの知識が豊富な友人や教授もいた。考え、動き、成長へとつなげた。

そして、新潟といえば名産のコシヒカリ。「新潟のご飯はどれもおいしかったですね」。体重は入学時の82キロから約8キロ増。たくさん食べて、よく鍛えて、直球は入学当時の138キロから最速150キロの大台に達した。

「新潟で(試合を)やれる機会があれば、自分が投げてチームを勝たせたい。新潟を盛り上げるようなプレーをすることが恩返しだと思う」

阪神では2007年高校D4位で入団した横山龍之介(日本文理高)が新潟市出身だったが、意外にプロ野球に少ない新潟ゆかりの選手。タテジマのエースとなり、第2の故郷へと帰ってくる。(原田遼太郎)

★新潟で試合すれば2012年以来 阪神が最後に新潟で試合をしたのは2012年。5月8、9日と広島2連戦を戦った。17年7月4日にもDeNA戦が予定されていたが、雨天中止に。近年は南場オーナーが新潟県出身ということもありDeNAが毎年、主催試合を開催していて、今年は8月14、15日にヤクルト戦(14日は雨天中止)を行った。

■桐敷 拓馬(きりしき・たくま) 1999(平成11)年6月20日生まれ、22歳。埼玉県出身。本庄東高1年秋からエース。3年夏は市立川口高との4回戦で延長12回、19奪三振で完投勝利。甲子園出場はなし。新潟医療福祉大では今秋のリーグ戦、平成国際大戦で完全試合を達成。最速150キロ。変化球はスライダー、ツーシーム、チェンジアップ、フォーク。178センチ、90キロ。左投げ左打ち。来季年俸1000万円。背番号「47」

◆新潟ゆかりのプロ野球選手

★笠原祥太郎(中日) 新潟・新津市(現新潟市秋葉区)出身。新津高から新潟医療福祉大に進み、2017年D4位で中日入団。19年は自身初の開幕投手も務めた。

★漆原大晟(オリックス) 新潟・燕市出身。新潟明訓高から新潟医療福祉大に進み、19年育成D1位でオリックス入団。20年2月に支配下登録され、今季は救援として34試合に登板。リーグVに貢献した。

★金子千尋(日本ハム) 新潟・三条市出身。長野・長野商高からトヨタ自動車を経て2005年自由枠でオリックス入団。08年に初の開幕投手を務め、14年沢村賞など多くのタイトルを獲得した。18年オフに退団し、日本ハムへ移籍。

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