タテジマで一番応援したい選手は? そう問われると、「原口文仁」と答えている。病魔を乗り越える姿は、いつも感動する。トラ番キャップ・長友孝輔はそんな不屈の男を埼玉県の故郷まで追いかけて取材した。
「来年は外野にも挑戦すると言っていました。それだけ、体調的にも悪くないということです」
この時期、いろんな選手の動向は気になるが、原口の明るいニュースは、クリスマスプレゼントをもらった気分だ。1面でド~ンと扱ってあげたかったが、きょうは有馬記念の本番。1日ズレていたら…。やむなし。
競馬界の一年を締めくくる有馬記念を、あらゆる角度から分析し、最新かつ的確な情報をお届け続けてきたサンスポ。いよいよ、有馬ウイーク集大成の紙面です。1面と最終面をぶっ通しでド迫力に作成。トップ記事は的中率100%の「神」岡田牧雄氏が降臨-。
さらに、めくっても、めくっても、有馬記念を含めたレース予想てんこ盛りの画期的な紙面、いかがですか。昨年の有馬記念でもチャレンジして大好評。ことしもトライしてみました。おかげで、「虎のソナタ」はここ、31面掲載です。別に探し求めるほどの記事でもありませんが…。
さて、アナタの結論は出ましたか? 真っ先に断言したのは整理部長・矢田雅邦。
「もちろん、岡田さんに全幅の信頼を置いています。ずっと岡田さんの予想を信じて、大儲けしているので、最後まで信頼は揺らぎません。楽しく2021年を締めくくりたいと思っています」
大儲けして喜ぶ自分の姿を思い浮かべながら、熱烈陣頭指揮をしていた。夢を見るのは勝手だ。こんな楽しいことはないだろう。
その岡田氏の本命はタイトルホルダー。これまで1度も勝ったことがないという、不吉な不吉な勝率「0%」大外枠。逃げ馬だから、外枠から最初に脚を使うと後半のスタミナはもつのか? そんな心配の声を枠順確定以降、あちこちから聞かされてきた。
が、「100%」が支持するんだから、信用するしかない。そもそも、「0%」が永遠に0%という根拠など、どこにもない。
ことしのプロ野球。2年連続最下位だったヤクルトとオリックスがリーグ優勝して、ヤクルトが日本一に。前年最下位同士の日本シリーズが初めてなら、連続最下位からの日本一も史上初。確率0%の負のデータを完全に覆したシーズンだった。
ちなみに、本日の競馬面をスポッと抜き取ったら登場する9面の阪神の記事には「過去の阪神の日本人タイトルホルダー」の表まで載っているではないか。これは偶然ではない⁈
ここからは、全く参考にならない、サンスポ運動部の記者予想を紹介しよう。まずは、競馬をこよなく愛するデスク・阿部祐亮。
「アサマノイタズラに託します。きょう、会社のそばで、エレベーターが点検中で動かず困っているおばあちゃんがいまして。うちのビルのエレベーターを使って地上に案内してあげました。こんな善行をしたのだから、きっと僕の推奨馬が来ますよ」
聞かないほうがよかった。
トラ番・織原祥平も参考にならない予想を伝えてきた。
「僕は、ことしもクリボッチ(ひとりぼっちのクリスマス、という造語です)だったので、いろんな思い込めて、アカイイトです」
みんなが夢を託す、ことし最後の大レース。本日午後3時半ごろ、笑っているのはアナタ⁈