羽生結弦、聖夜に復活 252日ぶり実践で〝今季世界最高〟111・31点/フィギュア

サンスポ
演技を終えた羽生は右の拳を握った。ファンも立ち上がって拍手を送るほどの圧倒的な内容だった(撮影・桐原正道)
演技を終えた羽生は右の拳を握った。ファンも立ち上がって拍手を送るほどの圧倒的な内容だった(撮影・桐原正道)

フィギュアスケート・全日本選手権第2日(24日、さいたまスーパーアリーナ)来年2月の北京冬季五輪最終選考会。男子ショートプログラム(SP)が行われ、右足首故障の影響で今季初戦となる冬季五輪2連覇の羽生結弦(27)=ANA=は、2種類の4回転など全てのジャンプを成功させ、111・31点で首位発進した。今年4月16日の国別対抗戦(大阪)のフリー以来、252日ぶりの実戦で、ピアノ曲の新演目「序奏とロンド・カプリチオーソ」を熱演した。けがを乗り越え、聖夜に王者の五輪シーズンが幕を開けた。フリーは26日に行われる。

羽生はクラシックの名曲「序奏とロンド・カプリチオーソ」のピアノ版の調べに乗って舞った
羽生はクラシックの名曲「序奏とロンド・カプリチオーソ」のピアノ版の調べに乗って舞った

フィニッシュで突き上げた右手を下ろすことなく、7秒間静止した。「ドヤ顔」でアピールする五輪王者に、1万2000人超の観客がスタンディングオベーションでこたえる。聖なる夜に、羽生が圧倒的な演技とともに勝負の銀盤に戻ってきた。

「試合同様にシミュレーションしてやる練習で、ショートは一回もノーミスがなかった。でも本番にとってあるのかなって。クリスマス(イブ)ということを忘れるくらい集中できました」

4月16日の国別対抗戦以来、252日ぶりの実戦。国際スケート連盟非公認ながら今季のSPで世界最高の111・31点をマークした。10月のスケートカナダで世界選手権3連覇のネーサン・チェン(22)=米国=が出した106・72点を軽々と上回った。右足首故障の影響でグランプリシリーズ2戦を欠場して迎えた今季初戦で、首位発進を決めた。

水色の華やかな衣装でピアノ曲の新SP「序奏とロンド・カプリチオーソ」を初披露した。冒頭の4回転サルコーは出来栄え点(GOE)で4・57の加点を得た。完璧に決めて勢いに乗り、注目された復帰戦のSPをノーミスで演じ切った。

世界的ピアニストの清塚信也さんが奏でる旋律に乗って、ダイナミックに、そして音楽に溶け込むように舞った。2018年平昌五輪で会心の演技を見せた「バラード第1番」もピアノ曲。ピアノの音色は相性がよく、〝必勝ナンバー〟といえる。初披露ながら表現面を評価する5項目の演技点のうち「音楽の解釈」は異例の10点満点だった。新演目に込めたのは、前人未到の超大技、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ、4A)に挑み続ける苦悩だと明かした。

「暗闇の中、自分が歩んできた記憶や道が蛍の光みたいに広がっていく」。走馬灯のように浮かぶ試行錯誤した経験を「全部エネルギーにして、がむしゃらに突き進む。最後は意識が飛んでいくような感覚で手に何かつかみ取る」。フィニッシュのポーズで出た7秒間の余韻に、全ての思いがこもっていた。

和テイストの演目「天と地と」を演じる26日のフリー(午後9時3分滑走予定)で「もちろん、4回転半を挑戦するつもりでいる。この試合で決められるように練習したい」。衝撃の復活劇で動き出した王者の五輪シーズン。今後は「夢」と語る超大技へ挑む。(武田千怜)

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