通勤中の電車内で女子高校生2人の尻を触る痴漢行為を繰り返したとして、奈良県警は24日、県迷惑防止条例違反容疑で県警交通指導課の男性巡査部長(37)を書類送検し、停職1カ月の懲戒処分とした。巡査部長は依願退職した。
書類送検容疑は10月上旬~12月1日、通勤で利用し奈良県内を走行していた電車内で、女子高校生2人の尻を手の甲で十数回にわたり触ったとしている。2人が同6日に天理署に相談し発覚した。巡査部長は、偶然手が当たったと装うなどして一昨年以降、同様の行為を重ねていたと話しているという。
山野勝彦首席監察官は「誠に遺憾。信頼回復に努める」としている。