市議長選で贈賄申し込み、前議長らに有罪判決 静岡・富士宮

産経ニュース

静岡県富士宮市議会の議長選で当選するため、自身への投票の見返りに現金100万円を渡そうとしたとして、贈賄申し込みの罪に問われた前議長の遠藤英明被告(79)の判決で、静岡地裁は23日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

共謀したとして同罪に問われた元市議の稲葉晃司被告(49)は懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)とした。

国井恒志裁判長は判決理由で「申し込んだ賄賂は比較的多額で、市議会や議員の職務の公正に対する信頼を失墜させる悪質な犯行」と指摘した。

遠藤被告に対し「議長の地位を金で買おうという動機は議員の自覚を欠く身勝手なものだ」と断じる一方で、2人が議員辞職したことなどを考慮し、執行猶予を付けた。

判決によると、令和元年10月の議長選で、共謀して遠藤被告の当選を図り、同僚議員(当時)に現金を渡そうとした。