「トラックの女王」福士加代子引退…ラストランは1・30大阪ハーフマラソン

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福士加代子
福士加代子

陸上女子長距離で五輪に4大会連続出場した福士加代子(39)=ワコール=が22日、来年1月で現役を引退する意向を明らかにした。1月16日の全国都道府県対抗女子駅伝に地元青森代表で出場し、30日の大阪国際女子マラソンとともに開催される2022大阪ハーフマラソンを最後に第一線を退く。

福士の直筆コメント
福士の直筆コメント

ワコールホームページに直筆メッセージ 所属するワコールのホームページに「1月30日大阪ハーフマラソンを最後に一線を退くことを報告いたします」と直筆のメッセージで報告。「あと2つのレース、今までと変わらず全力で楽しんできたいと思いますので、福士加代子をまた応援してください」とも加えた。引退後は、引き続きワコール女子陸上部で活動する。

◆日本選手権1万メートル6連覇からマラソンへ転向 日本選手権の1万メートルで2007年まで6連覇するなど活躍し「トラックの女王」とも呼ばれた。その後、マラソンに転向。08年の大阪国際女子マラソンで初マラソンに挑むと、30キロすぎで急失速して終盤は転倒を繰り返した。この日、取材に応じた父の正幸さんは「マラソンはいい思い出がない。転んだのが印象的で…」と振り返った。それでも挑戦を続け、13年世界選手権モスクワ大会ではマラソンで銅メダルを獲得。16年には大阪国際女子マラソンで優勝し、リオデジャネイロ大会で初めて五輪にマラソンで出場した。

東京五輪もマラソンで出場を目指したが、かなわなかった。「(引退は)寂しいけど、あの年齢になって、以前のように走れないのはわかっている。かえって見るのがつらかった」と正幸さん。奔放な言動でも話題を集めたレジェンドが来年1月、大阪で現役生活に終止符を打つ。(大石豊佳)