岸田首相記者会見詳報

(9完)水際対策「慎重の上にも慎重に、最悪を想定」

産経ニュース
会見を行う岸田文雄首相 =21日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
会見を行う岸田文雄首相 =21日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

=(8)から続く

--なぜ核兵器禁止条約締約国会議にオブザーバー参加をすると、米国との信頼関係を構築できないのかわからない。ドイツができるのに日本の首相ができないはずはないと思う。

「ドイツはどういった形でオブザーバー参加し、そして米国と信頼関係を築くのか。それは承知しておりませんが、日本としてはバイデン米大統領との間。バイデン氏自身も自らの大統領選において、核兵器のない世界を目指すと明言された大統領ですので。そのバイデン氏との信頼関係を築くことによって、アメリカ自体も動かすことができるのではないか。日本もその信頼関係を作ることによって、しっかり役割を果たすことができるんではないか、こういったことを申し上げています」

「オブザーバー参加についてはいろいろな意見があります。それについても、まずは信頼関係を作ってからオブザーバー参加ということについても考えるべきではないか。先ほどもあったように、私自身、対面での首脳会談をぜひ実現したいと模索しているところですので、今の課題も含めてまず信頼関係を作って、それから考えたいということを申し上げさせていただいております」

--外交で普遍的価値を重視するのは大事だが、日本国内の人権状況はどうなるか。人権問題担当の首相補佐官も置いたが、どういう施策を重視するのか。

「ご指摘は大変重要なことですし、だから人権担当の補佐官を設けた。これは別に外国に対して物をいうだけのための補佐官でなくして、人権問題は国の内外に関わる、それから各省庁の所管にまたがる大変幅広い課題でありますので。国内においても、そして海外においても省庁の縦割りを排してこの問題に取り組むために、首相の元に人権担当の補佐官を置いたということですので。問題意識は、今おっしゃったこと、私も共有をしています」

「現実なかなかこの人権問題、大事であるがゆえに難しい課題がたくさん山積をしています。ただ、そういった問題に対する問題意識はしっかり掲げながら、できるだけ多くの方々の力をいただきながら、少しでも前進させるべく努力をしていきたい。このように思っています。一つ一つ、そういった課題に取り組んでいきたいと考えます」

--人権問題担当の首相補佐官は国内問題も含めてということか。

「だから省庁ってほとんど国内の省庁ですから、そういった課題はいろいろ持っています。こういった課題も含めてしっかり考えてもらいたいと思っています」

--新型コロナの水際対策に伴い、外国人留学生は1年8カ月前からほとんど入国できない。なぜ厳しい条件を付けたうえで入国を認めないのか。

「外国の方の入国については、もちろんいろんな対応が考えられると思いますが、それはオミクロン株という未知のリスクの実態。少なくとも今までの私たちの経験の中でどのぐらいのリスクがあるのか。これが確認できた上で考えていかなければならないと思います。現状はまだまだ科学的に確認できていない状況でありますので、この段階においては、慎重の上にも慎重でなければならないということで、G7(先進7カ国)の中でも最も厳しい水際対策を用意させていただいている。こういったことです」

「今後、オミクロン株の実態が明らかになってくる。あるいは世界の感染状況が明らかになってくる。こういったことが確認されれば、科学的な見地から専門家の意見を聞きながら、具体的な対応ということを考えること。可能性はあるとは思いますが、まだ現状においては慎重の上にも慎重に、最悪の事態を想定して対応を考えていかなければならないと思っています。こういった対応をとりながら、情報収集、そして国内対策しっかり用意していきたいと思っています。現状はそういう方針を続けたいと考えています」

=(完)

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