関学大、圧倒的4連覇!! 〝負け知らず〟4年生が奮闘…主将・青木「誰がどう見てもファイターズが強くて勝った試合」

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優勝し記念撮影をする関西学院大の選手ら=甲子園球場(撮影・宮沢宗士郎)
優勝し記念撮影をする関西学院大の選手ら=甲子園球場(撮影・宮沢宗士郎)
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アメリカンフットボール全日本大学選手権決勝甲子園ボウル(19日、甲子園球場)2年ぶりに全日本大学選手権決勝として行われ、西日本代表の関学大(関西1位)が東日本代表の法大(関東)に47―7で快勝。4連覇を達成し、史上最多を更新する32度目の優勝を飾った。甲子園ボウル最優秀選手には先制TDをあげるなど活躍したRB斎藤陸(4年)が選ばれた。年間最優秀選手賞(チャック・ミルズ杯)は関学大RB前田公昭(4年)が受賞した。

■攻守ともに法大寄せ付けず 新型コロナウイルス感染拡大の影響で雄たけびこそなかったが、今年も「青」の歓喜が甲子園球場を包み込んだ。一年間、先頭に立ってチームを引っ張ってきた関学大の闘将、DL青木主将(4年)が誇らしげにトロフィーを掲げた。

「ディフェンス陣が7失点、オフェンス陣が大量得点。誰がどう見ても(関学大)ファイターズが強くて勝った試合」

強いチームをつくりたいと自ら主将に立候補した男が胸を張ったように、攻守ともに東日本王者を圧倒した。

■終わってみれば40点差!! 最初の攻撃シリーズの第1クオーター(Q)1分27秒、RB斎藤が左サイドを13ヤード駆け抜けて先制TD。主導権を握ると、第3Qには一時6点差に迫られたが、そこからWR前島(2年)の68ヤードTDランなどで再びリードを広げ、40点もの大差で突き放した。

斎藤は第4QにもQB鎌田(2年)から短いパスを受け、防御ライン中央を突き破ってエンドゾーンに飛び込むなど計73ヤードを走り、最優秀選手賞を受賞。「そんなに活躍したかなという感じですが、僕らの代で日本一になれたのは本当にうれしい」と声を弾ませた。

これで今年の4年生は入学時からすべて甲子園ボウルを制し、日本一になった。青木主将は強さの秘訣(ひけつ)を「勝つためにどうしたら良いか、全員が最後の最後まで突き詰めること」と誇った。

■勝つために…全員が突き詰める 斎藤はこの日、「常に僕の一歩先にいる存在」と、ともに切削琢磨してきた同学年でエースRB前田(4年)が負傷で状態が万全でない中、「前田の分も」の思いを背負い、フィールドに立った。勝つことに徹底的にこだわり、一つになった男たち。立つべくして4年連続の頂点に登り詰めた。(月僧正弥)

◆斎藤 陸(さいとう・りく) 2000(平成12)年3月30日生まれ、21歳。東京都出身。茨城・江戸川学園取手中時代にフラッグフットを始め、同高入学後、本格的にアメフトを始める。ポジションはRB。ベンチプレス125キロ、スクワット210キロ。40ヤード走4・59秒。168センチ、77キロ。

★法大・星野「ここまで点差が開くと思わなかった」 40点差をつけられる完敗を喫した。第2QにRB星野の42ヤードTDランなどで6点差まで迫ったが、その後は1点も奪えず、差をどんどん広げられて万事休す。敢闘賞を受賞した星野は「ここまで点差が開くと思わなかった。流れを取り切れなかった」と振り返り、4年生になる来季に向けて「大きな舞台を経験できた。負けないチームにしたい」とリベンジを誓った。