俳優、梅沢富美男(71)が18日、東京・音羽の講談社で行われた「人生70点主義~自分をゆるす生き方」(税込1100円)の発売記念会見に出席した。
週刊現代の連載コラムを単行本化したもので、抱腹絶倒の浮気発覚エピソード集から東日本大震災の思い出、今般のコロナ禍に至るまでさまざまなトピックを収録している。
「これまで下半身のことを語って本になったことはあったが、今回は僕の人生のテーマである『義理と人情』の話。こんなジジイが書いた本ですけど」と切り出した梅沢。コロナ禍では「劇団の運営には本当に苦労した」という。「もう二度と舞台に立てねえな」と自宅で初めて愚痴をこぼしたところ、次女から「うるせーなこのクソジジイ、ぐずぐず言ってないで女遊びでもしてこいよ!」と〝喝〟を入れられたことを告白。「大した奴だ」と支えてくれた家族に感謝を述べた。
71歳となったが、「お客さまが決めるので、役者に引退はない。俺みたいなジジイも必要だと思うけどな」とまだまだ意気軒高。1月6日からは女優、泉ピン子(74)が特別出演する新春公演(同24日まで)を東京・明治座で行う。泉は二十歳の人妻役も演じるといい、「断るかと思ったけど、『やる』って。大したババアだよ」。梅沢の毒舌に会見場は終始笑いに包まれた。