石連会長、ガソリン補助金「発動すれば全額還元」

産経ニュース
記者会見する石油連盟の杉森務会長=16日午後、東京都千代田区(森田晶宏撮影)
記者会見する石油連盟の杉森務会長=16日午後、東京都千代田区(森田晶宏撮影)

石油連盟の杉森務会長(ENEOSホールディングス会長)は16日の定例記者会見で、政府が来年3月末までの時限的措置として用意したガソリンなどの燃料の価格の高騰を抑える支援策について「石油元売り各社としては、制度が発動した際には補助金相当を全額、卸売価格に還元させる方針だ。政府と連携して対応していく」と述べた。

政府の支援策は、毎週発表される全国平均のガソリン価格が1リットル当たり170円を超えた場合に、5円を上限に元売り会社などに補助金を支給して卸売価格の上昇を抑え、小売価格の急騰に歯止めをかける。元売り会社や商社など29社が参加。ただ、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の出現で原油価格が下落した影響でガソリン価格は直近まで5週連続で値下がりしており、年内に支援策が発動する可能性は低いとの見方が多い。

対象の油種はガソリン、軽油、灯油、重油だが、4油種とも全国平均のガソリン価格が170円以上の場合に支援策が発動される。これについて杉森氏は「地域や油種、時期がバラバラになってしまうと、なかなか管理しづらい。一番センシティビティ(感応度)が高いガソリンに照準を合わせたのは一定の妥当性はある」と述べ理解を示した。