年の瀬を迎え、青森市の青龍寺にある「昭和大仏」で15日、今年1年の感謝の祈りを込めた恒例のすす払いが行われた。
昭和59年に造立された昭和大仏は高さ約21メートルと、青銅座像では日本一の大きさを誇る。この日は、曇り空の下、同寺の職員や信徒9人が長さ約6メートルの笹竹などを使い一年間、降り積もったほこりや汚れを落とした。
国内外で新型コロナウイルスの影響が続く中、織田隆玄住職(75)は「早く新型コロナが収束し、普通の生活に戻ってほしいと願っている」と話した。すす払いが終わり、同寺では正月三が日の参拝者を迎える準備が本格的に始まる。