阪神・伊藤将、チーム能見入り ここぞの場面で三振ほしい、元虎の決め球フォーク学びたい

サンスポ
伊藤将は大幅昇給にニコニコ。日本一目指してオフは能見さんに弟子入りだ(撮影・松永渉平)
伊藤将は大幅昇給にニコニコ。日本一目指してオフは能見さんに弟子入りだ(撮影・松永渉平)

阪神の契約交渉が14日、西宮市内の球団事務所で行われ、1年目の伊藤将司投手(25)は3100万円増の4400万円でサイン。オフはオリックス・能見篤史投手兼任投手コーチ(42)に弟子入りして、レベルアップを目指す。(金額は推定)

グレーのスーツに身を包んだ伊藤将は会見場で白い歯を見せた。年俸の大幅アップと、これから憧れの左腕に師事できることが笑顔の理由だ。

「自分は三振を取れるピッチャーではない。能見さんは三振を取れる投手。取り方を教えてもらいたいと思います」

今季は開幕から先発ローテを守り、23試合に登板して10勝7敗、防御率2・44。球団の新人では2013年の藤浪以来、左腕では1967年の江夏豊以来となる2桁勝利を達成し「充実した1年間」と振り返った。球団から先発として活躍したことを評価され、239%増の年俸4400万円でサイン。「うれしかった」と笑みがこぼれた。

もちろん、これで満足するような男ではない。レベルアップを目指し、来年1月にはあこがれの先輩に弟子入りする。坂本を通じて、オリックス・能見の沖縄合同自主トレに参加。通算1515奪三振、2012年には奪三振のタイトルも獲得した能見について「同じ左腕で尊敬しています」と話していた。聞きたいことはたくさんある。

「フォークを教えてもらえたらうれしい」

今季、79三振を奪い、奪三振率は5・07。打たせて取るスタイルが持ち味ではあるが「点差が厳しい時に、三振がほしい場面が何試合もあった」とウイニングショットの重要性を痛感した。能見のフォークの精度の高さは、球界屈指。自身の落ちる球に磨きをかければ、最大の武器になる。

「来年は日本一になれるようにチームに貢献し、個人的には(2年連続で)2桁勝利できるように頑張っていきたい」

青柳、西勇、秋山に続いて虎投先発陣の中心にドッシリ座れれば、未来は明るい。来年もチームの勝利と頂点を目指して、全力で働く。(織原祥平)