北極圏で38度、最高と認定 昨年6月観測、世界気象機関

産経ニュース

世界気象機関(WMO)は14日、ロシア極東サハ共和国のベルホヤンスクで昨年6月20日に観測された38度を、北極圏の観測史上最高気温と正式に認定した。南極半島にあるアルゼンチンのエスペランサ観測基地で昨年2月6日に観測された18・3度も今年7月、南極大陸の過去最高気温とWMOが認定済み。

南北両極での一連の記録更新について、ターラスWMO事務局長は「気候変動への警鐘が鳴らされている」と懸念を示した。

WMOは米カリフォルニア州のデスバレーで昨年8月と今年7月に観測された54・4度が、今世紀の世界最高気温かどうかを精査中。過去には1913年にデスバレーで56・7度、31年にはチュニジアのケビリで55度が観測されているが、記録が古いため専門家からは疑義も出ている。

今年8月にイタリアのシチリア島で観測された48・8度も欧州の過去最高気温とみられ、WMOは検証を続けている。(共同)