大阪知事、万博相に規制改革を要望

産経ニュース
若宮健嗣万博相へ要望書を手渡した大阪府の吉村洋文知事(左から2人目)=14日午後、東京都千代田区
若宮健嗣万博相へ要望書を手渡した大阪府の吉村洋文知事(左から2人目)=14日午後、東京都千代田区

大阪府の吉村洋文知事は14日、若宮健嗣万博相と内閣府で面会し、2025年大阪・関西万博に向けた規制改革などに関する要望書を提出した。ライフサイエンス分野の研究・開発推進や、最先端都市「スーパーシティ」構想の実現などを要請。政府は要望書の内容を踏まえ、年内に万博のコンセプト「未来社会の実験場」を具体化するための指針「アクションプラン」を策定する方針。

要望書は大阪府と大阪市、関西経済3団体などが「健康長寿社会の実現」を含む6項目にまとめた。

ライフサイエンス分野をアクションプランの主要項目に位置づけ、未来の医療機器を体感できるよう未承認機器の展示規制を緩和するよう求めた。ポストコロナを見据え、感染症対策の司令塔機関の設置も盛り込んだ。

実際の会場をオンライン空間に再現する「バーチャル万博」に向けた支援とともに、会場となる大阪湾の人工島、夢洲(ゆめしま)などをスーパーシティに指定することを要望。「空飛ぶクルマ」の実現や電気を動力とするEV船の自動航行に必要な規制緩和も求めた。

面会後、若宮氏は記者団に「大阪・関西の地元と連携し、オールジャパンで国家的プロジェクトを成功に導きたい」と語った。吉村氏は「既成概念にとらわれず、新しい技術にチャレンジするために何が必要かを取りまとめた。アクションプランに盛り込んでもらいたい」と述べた。