箱根駅伝外伝~東洋大元監督・佐藤尚が語る~

(11)胴上げなき優勝の真実

zakzak
胴上げなき優勝の真実
胴上げなき優勝の真実
その他の写真を見る (1/3枚)

最後の10区、鉄紺の襷を掛けたアンカーの高見諒(2年)が、快調な走りで品川駅手前の新八ッ山橋に差し掛かったとき、佐藤の携帯電話が鳴った。

「残り8キロを切った辺りで、相手はキャプテンの大西一輝(4年)でした。彼らも勝てると思ったんでしょうね。『胴上げしたい』という内容でした。私は『それは止めなさい。喜びを表現することは構わないから、もう一度、4年生で話し合って決めて欲しい』と伝えました」(佐藤)

大正9年の第1回大会から出場する名門・早大とのマッチレースの末、東洋大は昭和8年の第14回大会から67回目の出場で初の総合優勝を飾った。

優勝のゴール後、恒例の胴上げはなく、ゴールエリアに整列し、コースに向かって深々と一礼。大会前のチームの思い、「感謝の走り」が結実した瞬間だった。

「あのすがすがしい光景は、私の指示だと思われて、学校でもすごく評判がよかった(笑)。もちろん、4年生が決めたことで、聞いていなかった私も胸を熱くさせられた1人でした」(佐藤)

  1. 【許さない 未解決事件のいま】(3)ポツンと一軒家の惨劇 私的懸賞で解決願う長男 茨城高齢夫婦殺害

  2. 「カムカムエヴリバディ」堀部圭亮演じる「吉右衛門ちゃん」登場 父子の1人2役に「パパそっくり」「けちえもんに…!」と視聴者大喜び

  3. きっかけはウエディングドレス 入籍1カ月半の元教諭はなぜ新妻を殺害したのか

  4. 「カムカムエヴリバディ」第14週で安子編の伏線回収? 話題の予告動画、ジョーの衣装に「ノッポさん」の声も

  5. どうやって撮影したのか?共通テスト問題流出事件 ITジャーナリストの三上洋氏「スマホのみ使用の可能性が高い」「発信者特定は時間の問題」