冬本番、凍結路面で滑って転ばないコツ

産経ニュース
札幌市で最も転倒者が多かった日の歩道。ほぼ全面が凍っている=平成26年12月21日、札幌市北区で撮影(北海道開発研究センター提供)
札幌市で最も転倒者が多かった日の歩道。ほぼ全面が凍っている=平成26年12月21日、札幌市北区で撮影(北海道開発研究センター提供)

北海道では厳冬期の12月から翌年3月ごろにかけて転倒による救急搬送件数が急増する。路面凍結が主な原因で、打撲などの軽症で済む人がいる一方、腰部骨折や頭部損傷など大きなけがを負うケースもある。専門家らに冬道転倒予防のポイントなどを聞いた。

金曜と休日前日に急増

12月は金曜日と休日前日の夜、ススキノ地区で救急搬送が急増―。冬の札幌にはそんな傾向があると、積雪寒冷地に必要な技術の調査研究などを行う北海道開発技術センター(札幌市)の永田泰浩首席研究員(48)はいう。

平成8年度から令和2年度の期間で、札幌市内における厳冬期(12月~翌年3月末)の救急搬送件数を分析。年末に増える背景として忘年会など飲酒機会の増加を挙げ「酒に酔うと注意力が低下し、転倒時に頭を打つなど大きなけがにつながりやすい」という。

路面の凍結は、積もった雪が日中の気温上昇などで一度解け、その後、零度以下に下がることで起きる。交通量の多い歩道や車道は雪が踏み固められて平坦(へいたん)なためツルツルになりやすい。

そんな凍った路面をさらに滑りやすくしてしまうのが「水分」だ。水の膜が摩擦抵抗を減少させるためで「首都圏など積雪がほとんどない地域でも降雨後の気温低下で路面が凍り、転倒の原因になる場合がある」と注意を促す。

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