プロボクシングIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦(11日=日本時間12日、米カリフォルニア州カーソン)の前日計量が同州ロサンゼルスで行われた。東洋太平洋同級王者で、IBF世界同級10位の勅使河原弘晶(31)=三迫=と、同級9位のマーロン・タパレス(29)=フィリピン=はともに121・6ポンド(約55・1キロ)でクリアした。
減量は順調だったという勅使河原は「相手もしっかり仕上げた体をしていたので、より気合が入って倒してやろうと思った」と語った。現在6戦連続KO勝ちで、10連勝中。「自分のボクシングを貫いたら、おのずと(相手が)倒れる展開になる」と自信を示した。
勝者はWBA、IBF世界同級統一王者のムロジョン・アフマダリエフ(27)=ウズベキスタン=への挑戦権を獲得する。プロ戦績は勅使河原が26戦22勝(15KO)2敗2分け、サウスポーのタパレスが37戦34勝(17KO)3敗。
また、同興行のメインイベントでWBC世界バンタム級王座統一戦を闘う正規王者のノニト・ドネア(39)=フィリピン=は117・2ポンド(約53・1キロ)、暫定王者のレイマート・ガバリョ(25)=同=は117ポンド(約53・0キロ)でともにパスした。