千葉県勝浦市出水の市立勝浦中学校(岡安和彦校長)で10日、生徒たちが同市婦人会会員の指導を受けて、正月飾りの製作を体験した。体験したのは2年生97人。婦人会会員16人の指導の下、生徒たちは「鳥居形」と呼ばれる地域特有の飾り製作に取り組んだ。
飾り製作は体験を通して、郷土への愛情を育む総合的な学習の取り組み「郷育プロジェクト」として実施した。9月に同プロジェクトで行った稲刈りの際に出た稲わらを使用。生徒たちは1クラスごと5、6人ずつ6班に分かれ、指導を受けながら1時間ほどで正月飾りを完成させた。
出来上がった飾りを見て、武野隼仁君(14)は「うまく作れたか分からない。難しかったけど、楽しかった」と話した。