DeNA・平良拳太郎投手(26)が9日、横浜市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万円ダウンの年俸2700万円でサインした。6月に右肘の内側側副靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けており、育成契約を結び復帰を目指す。
「リハビリ期間が長い手術をせていただいたので、そこ(育成契約)は仕方ないかなと思います」
2018年から先発ローテーションの一角を担っていたが、今季初登板となった開幕3戦目の3月28日の巨人戦で「自分の中でブチっと音が聞こえた」と右肘の痛みを訴えて降板。治療後、4月8日の中日戦に先発したが、「肘が痛すぎて、もう駄目だと思いました」と当時を振り返り、約2カ月間、悩み抜いた末に手術を決断した。
来春のキャンプでブルペン投球ができれば「順調すぎだと思う。そこを目指したい」と青写真を描いている。リハビリ期間を利用し、栄養も学び、術前より5キロ増の体重82~83キロになったという。「1年前に着たスーツの太ももの部分がパンパン」。筋力増加で、パワーアップしての復帰を目指している。
