仙台空襲「爆撃中心点」にプレート設置

産経ニュース
仙台空襲の「爆撃中心点」を示すプレートを手でなぞる有志の会のメンバー=8日、仙台市青葉区(石崎慶一撮影)
仙台空襲の「爆撃中心点」を示すプレートを手でなぞる有志の会のメンバー=8日、仙台市青葉区(石崎慶一撮影)

昭和16年の米ハワイ真珠湾攻撃から80年を迎えた8日、「仙台空襲」(20年7月)で米軍が焼夷(しょうい)弾投下の目標にした「爆撃中心点」を示すプレートが仙台市中心部の路面に設置された。戦災の記憶を後世に伝え、「平和の礎を踏み固める場」にしたいと、市民の有志の会が企画した。

20年7月10日未明の仙台空襲では、123機の米軍爆撃機B29が市上空から1万発以上の焼夷弾などを投下し、死者は1064人、行方不明者は335人に上ったとされる。

爆撃中心点となったのは同市青葉区中央のクリスロードと東三番丁の交差点。有志の会では、仙台空襲から75年を迎えた昨年7月10日、交差点近くの桜井薬局ビルの壁面にB29の搭乗員が携えていた仙台上空から撮影した写真図(米国立公文書館所蔵)などが掲載された「仙台空襲を記憶する場」と題したアクリル板を設置した。

有志の会代表の宮城学院女子大の大平聡教授によると、当初は路面に埋め込むプレート設置を目指していたが、昨年7月10日には実現せず、壁面のアクリル板設置となった。有志の会では寄付を寄せた人の思いを実現しようと、真珠湾攻撃の12月8日に合わせ、当初計画したプレート設置の準備を進めてきた。

プレートは直径45センチの円形の金属製。桜井薬局ビルの入り口の通路に埋め込まれ、この日は、仙台空襲の体験者2人によってプレートが披露された。プレートには「仙台空襲爆撃中心点」の文字が入り、B29が侵入した方角を矢印で示した。

大平教授は「仙台の町が焼け野原になったことを記憶にとどめ、プレートの上に足を載せ、平和の礎を築くことの重要性を一人でも多くの方に感じていただきたい」としている。

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