岡山での新しい生活が始まった安子は生まれ育った街を散策し、きぬと再会。彼女は「たちばな」と同じ商店街にある豆腐屋「水田屋とうふ」で働いており、戦時中、疎開し、離れ離れになっていたきぬの無事を喜んだ。そんなきぬは結婚しており、夫の力(小林よしひさ)を「疎開先で会うたんじゃ。近所の農家の三男さんでな。私はそねいつもりはなかったんじゃけどここまで追いかけてきた」と紹介。きぬは力を「阿呆」と表現したが、陽気な力のおかげで、栄養失調で弱っている両親が心まで弱らずにいると笑顔を見せた。
その後、場所を移し「私、これからどねいしよう」と本音を漏らした安子。大阪での苦しい暮らしから一変、不自由ない日常を手に入れたはずだったが「なんでじゃろう。あの(大阪での)暮らしが恋しい」と打ち明けた。そんな安子に、きぬは「岡山でもるいちゃんと一緒に歌って、笑って、おはぎを作って暮らすことはできるじゃろ?」とアドバイスを送った。
安子と稔の恋をアシストするなど、親友思いのきぬは視聴者に愛されている存在。そんなきぬが久しぶりに登場し、ツイッターには「きぬちゃん登場嬉しい~」「再会したときのきぬちゃん、あの泣き笑いみたいな表情が本当に心配してたの出ていてたまらなく好き」「きぬちゃん無事でよかった~あとご結婚おめでとうございます」などの声が寄せられた。また「やっぱ安子ちゃんにはきぬちゃんが必要よ」「安子と再会したシーンめちゃくちゃ泣いてしまった…きぬちゃんがいてくれたらもうどんな困難も乗り越えていけそう!」「きぬちゃんはいつでも安子の味方。ようやく本心を話せる親友と再会できて良かったね、安子ちゃん」といった書き込みも目立ち、これからも安子を支えてくれるのではないかと期待されている。
力役の小林も注目を集めた。小林はEテレの「おかあさんといっしょ」で体操のお兄さんを歴代最長となる14年間(2005~19年)務め、「よしお兄さん」の愛称で親しまれている。小林の登場に、視聴者は「きぬちゃんは結婚したとの事だが、旦那さんは…。え?!体操のお兄さんかい(笑)」「きぬちゃんとの再会喜んでたらまさかのダンナがよしおお兄さんだったw」「わ!みんな大好ききぬちゃんの救世主=“陽気で阿呆な人”枠でよしお兄さんが!!」「きぬちゃん登場で嬉しくなったところで、まさかのよしお兄さん!!!きぬちゃん、いい人に出会えてよかったね」などと沸き立った。