桂文枝 三遊亭円丈さん悼む「僕にとっては大恩人」

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桂文枝
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落語家の三遊亭円丈さんの訃報を受け、桂文枝(78)が5日、追悼コメントを発表した。


1981年に大阪でも新作の落語の会をやろうと喜劇作家の香川登志緒先生が名付け親になり、会の名前をつけていただきました。そもそも大阪でもやろうというきっかけを作ってくださったのは円丈師匠で、これ面白いからと某放送局のIディレクターから一本のカセットテープをいただきました。

その落語『グリコ少年』こそ東西に円丈旋風を巻き起こし、やがては私の芸術祭大賞の『ゴルフ夜明け前』につながったのですから僕にとっては大恩人と言えます。『グリコ少年』を初めて聞いた時、それまでの新作落語にはない全く新しいタイプの落語で、落語はこんなこともできるんやとテレビの司会と古典落語のはざまで悩んでいた私に大きな刺激と風穴を開けてくださいました。

そして、第1回目の『創作落語の会』のゲストに円丈師匠をお招き致しました。師匠とはその後、何度も共演し、新しい落語についても話し合いました。いつも恥ずかしそうにボソボソっとお話しながら、何を聞いても常に的を射た解答をいただきました。

お身体をお悪くしているとは聞いていましたが、こんなに急に旅立たれるとは同じ新作派としては誠に寂しいことですし、円丈師匠の功績は計り知れないほど大きなものがあると思います。本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。合掌。