中村吉右衛門さんの訃報に歌舞伎ファン、鬼平ファンから悼む声相次ぐ

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中村吉右衛門さん
中村吉右衛門さん

テレビ時代劇「鬼平犯科帳」でも人気を博した歌舞伎俳優の中村吉右衛門(なかむら・きちえもん、本名・波野辰次郎=なみの・たつじろう)さんの訃報が多くのメディアで一斉に伝えられた1日夕方、名優の死を悼む書き込みがSNSに相次いだ。この日、ツイッターのトレンドで中村さんの名が急浮上。ネットが悲しみに包まれた。

産経ニュースの記事によると、亡くなったのは11月28日。77歳だった。2019年、東京・歌舞伎座で上演されていた「秀山祭九月大歌舞伎」を、体調不良のため休演。今年1月にも出演中の東京・歌舞伎座「寿 初春大歌舞伎」を体調不良で休演していた。11年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。17年、文化功労者に選出された。

ネットニュースやテレビで訃報が流れるとSNSには、「ショックです…また元気な姿が見れると思っていたので」「77歳早いよね」「残念…日本の宝」「最高の歌舞伎役者でした」など、早すぎる死を悼む声が相次いだ。

舞台から映画、テレビまで幅広く活躍した中村さんだけに、さまざまな代表作、当たり役を振り返る書き込みが目立った。

「舞台での迫力は吉右衛門さんならではであった。秀山祭や国立劇場での通し狂言を毎年楽しみにしていました」「(『天衣紛上野初花』〔くもにまごううえののはつはな〕で演じた)明るい朗らかな河内山(宗俊)好きだったな」「一年前の11月25日に歌舞伎座で『俊寛』を演じる吉右衛門さんを見て感激した」「割れんばかりの拍手。大向こうからの掛け声。柝の音と共に下がって行く緞帳。今でも目に浮かびます」など、名優を失った悲しみに暮れる歌舞伎ファンのコメントのほか、「いちばん好きだったのはDVDまで買った(1986年にNHK総合で放送された大型時代劇)武蔵坊弁慶」など、数えきれないほどのコメントが寄せられている。