「99年目のアインシュタイン」 12月11日に大阪で開催

産経ニュース
アインシュタイン博士が訪れた中央公会堂を背景に記念イベントをPRするスタッフ=大阪市北区
アインシュタイン博士が訪れた中央公会堂を背景に記念イベントをPRするスタッフ=大阪市北区

ノーベル賞を受賞した世界的な理論物理学者、アルベルト・アインシュタイン博士が99年前、大阪で講演をしていた。その日は12月11日。これに合わせ、会場だった大阪・中之島の大阪市中央公会堂で同日、記念イベントが行われる。市立科学館も協力し、博士が好んだ音楽を交えながら、天才科学者の魅力に迫る。

イベントは「99年目のアインシュタイン」。科学、文化の両面から、博士について掘り下げる企画だ。

ドイツ出身の博士は大正11(1922)年に来日し、「アインシュタイン・フィーバー」と呼ばれるほど日本中が沸き立ったという。全国講演の中、同公会堂にもやってきた当時の大阪の熱狂ぶりやエピソードを同科学館の西野藍子学芸員が「アインシュタインと大阪・中之島」と題して紹介する。

さらに、重力理論が専門の大阪工業大、真貝寿明(しんかいひさあき)教授による特別講演「100歳を超えた相対性理論」では、宇宙の最新研究の成果をわかりやすく解説する。

西野さんによると、博士は質素な生活を好み、身なりにもこだわらず、普段着で行動。大正天皇の皇后との謁見時は、同行の日本人が調達した礼服を借りたという出来事が、当時の新聞などで紹介されている。「そんな気さくな人柄が好感を呼び、人気を集めたのではないか」と西野さんは話す。

一方で、幼少期からバイオリンに親しみ、『科学者にならなかったらバイオリニストになっていただろう』と本人が語るほどだったことから、今回は弦楽器コンサートも予定しており、バッハやモーツァルトの名曲を演奏する。

西野さんは「当時と同じ場所で、最先端の研究に関する講演や博士が好んだ音楽を聴ける素晴らしい機会」とアピールする。

同イベントは中之島にある文化施設が連携するプロジェクト「クリエイティブアイランド中之島」のひとつとして開かれる。

午後2時から、1500円(全席自由)。大阪市の「いちょうネット」からウェブ予約(12月7日締め切り)。先着150人。問い合わせは同公会堂(06・6208・2002)。

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