生徒の悲鳴、制止する教諭、凶器とみられる包丁…。愛知県弥富市の市立中で24日朝に3年の男子生徒が刺され、死亡した事件。同学年の生徒同士のトラブルがきっかけとみられているが、詳細は分かっておらず、保護者や近隣住民から困惑や驚きの声が上がった。
正門の前に報道陣が大勢集まり、上空ではヘリコプターが何度も旋回。校庭に面した校舎の窓はカーテンが閉められていた。
長女(15)がこの中学校に通う男性会社員(42)は、地元消防団からの連絡で事件を知り、学校に駆け付けた。「事件を目撃した生徒のメンタルが心配。高校受験を控えた時期で、他の生徒への影響も気になる」と話した。
自身も同中学校の卒業生だという近所の男性(71)は「普段は静かな学校。こんなことが起きるなんて」と声を震わせた。