北京五輪全面ボイコットを 選手「人質」とカナダ紙論評

産経ニュース
五輪マークの近くではためく中国国旗=11日、北京(ロイター)
五輪マークの近くではためく中国国旗=11日、北京(ロイター)

カナダ紙グローブ・アンド・メールは23日、北京冬季五輪で米英両国が検討している外交ボイコットは、派遣選手を中国の「人質」とする危険にさらしかねず、全面ボイコットにするべきだとのカナダ元外交官の論評を伝えた。

全面ボイコットを主張したのは1980年のモスクワ五輪ボイコットに関わったエリック・モース氏。政府高官を派遣しない外交ボイコットも中国は「挑発」と受け止めるとし、外交ボイコットをした上で選手を派遣すれば「戦狼の口に選手を放り込むようなもの」と警告した。

モース氏は中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)幹部がカナダで拘束後に中国がカナダ人2人を拘束した事件を「人質取り」と表現。旧ソ連は一般市民の人質外交は行わなかったが、現在の中国は面目をつぶされそうになると「際限なく報復する」と述べた。

80年当時、カナダは米国とともに、日本なども加わった五輪ボイコットを主導した。今回、カナダ政府は外交ボイコットについて態度を明確にしていない。(共同)

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