北勝富士が2敗キープ、下位で戦う実力者が不気味な存在に

産経ニュース
〇北勝富士(おくりだし)千代丸×=福岡国際センター(撮影・村本聡)
〇北勝富士(おくりだし)千代丸×=福岡国際センター(撮影・村本聡)

大相撲九州場所で幕内下位のベテラン、北勝富士が気を吐いている。11日目は力強い相撲で千代丸を送り出し、9勝目を挙げた。

北勝富士が快調に白星を積み重ねている。千代丸を攻め続けて送り出し、破竹の5連勝で9勝目。終盤戦に入っても優勝争いに食らいついている29歳は、「落ち着いて相撲を取れた。余裕を持って一日一日を過ごせている」と充実感を漂わせた。

幕内最初の取組で格の違いを見せつけた。立って踏み込み、休まずに攻める。相手に引かれた場面でも、しっかりと足を前へ運ぶ。最後は強烈な左のど輪で後ろ向きにし、「相手の力を逃がしながら、うまい相撲が取れた」と会心の一番に納得の表情だ。

三役経験があって幕内上位総当たりの番付が定位置だ。そもそも幕内下位でくすぶっている力士ではない。東前頭2枚目だった先場所で右ひざを負傷し、途中休場を余儀なくされた。番付を西前頭12枚目に落とした今場所、この星勘定は順当といっていい。

優勝争いでは面白い存在だ。下位で戦う実力者が場所の主役に躍り出ることはあり、昨年7月場所で照ノ富士が幕尻優勝を果たしたのは記憶に新しい。大関経験者で1年後には横綱に上り詰める力量があるのだから、驚きはない。

北勝富士に優勝への色気や大きく勝ち越していることへの慢心はなく、「番付が番付。元にいた位置へ戻りたい」と上位復帰だけを見据える。「組まれた対戦相手に集中して自分らしい相撲を取りたい」。立場を自覚して平常心を保っているだけに不気味ではある。(奥山次郎)

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