ヤクルト、サンタナV弾で連勝!「マダ、オワッテイナイ」気合入れ直し24日王手だ

サンスポ
七回に逆転2ランを放ったサンタナ(左)は迎えた青木と〝胸タッチ〟。歓喜の絶頂に達した瞬間だ(撮影・斎藤浩一)
七回に逆転2ランを放ったサンタナ(左)は迎えた青木と〝胸タッチ〟。歓喜の絶頂に達した瞬間だ(撮影・斎藤浩一)

プロ野球の日本一を決める「SMBC日本シリーズ2021」は23日、東京ドームで第3戦が行われ、6年ぶりにセ・リーグを制したヤクルトが5-4でパ王者のオリックスを下し、2勝1敗と勝ち越した。「5番・右翼」で先発したドミンゴ・サンタナ外野手(29)が3―4の七回2死一塁から右中間席へ逆転2ランを放つなど大活躍。〝イチローイズム〟を受け継ぐ大砲が、思い出の球場で値千金のシリーズ初安打を放ち、チームを勝利に導いた。

眠っていた大砲が、目覚めた。3―4の七回2死一塁。サンタナは、外角へのスライダーに手を伸ばし、思い切り引っぱたいた。逆方向となる右中間席への逆転V弾。高津監督とナインは、ベンチを一斉に飛び出し、ドームの屋根に向かって拳を突き上げた。

「最高です。強く振れる球を待って1球で仕留められた。チームメートが盛り上がっている姿を見て、すごい経験をしているなと思いました」

シリーズ12打席目での初安打。会心の一打にヒーローは声を弾ませた。

明治神宮大会を開催中の神宮球場に代わり、東京ドームに〝本拠〟を移して行われた第3戦。2万4565人の観衆が集まったスタンドで、燕党が傘の大輪を咲かせた。

米大リーグでは通算77本塁打をマークした長距離砲が、ついに持ち前のパワーを発揮した。レギュラーシーズンでは徐々に日本の野球に適応し、10月以降は打率・377、7本塁打、18打点をマーク。好調ぶりが買われ7番から5番に昇格したが、今シリーズでは先発メンバーでただ一人、安打が出ていなかった。

〝イチローイズム〟の継承者だ。2019年のマリナーズ時代に、イチロー(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)とともにプレー。この東京ドームで行われた同年3月20日の開幕戦では、三回に逆転満塁本塁打を同じ右翼席にほうり込んだ。イチローが現役引退を表明したのは、その翌日。ラストプレーを目に焼き付けた。

海を渡った01年にMVPに輝いたイチローに、サンタナは「1年目の話をしてもらったことがある」という。「常に全力でプレーするのが自分の持ち味」とし、不調でも全力疾走し手を抜かないところは〝イチ流〟の教えそのもの。異国に順応し、結果を残す術を学んだ男は、思い出の地で行われた日本最高峰の舞台で、それを結実させた。

五回にも2死一、二塁で四球を選びチャンスメーク。続く中村が放った中前への2点打で一塁から一気に三塁を陥れると、三塁手・宗が中堅方向へ悪送球した隙をつき、ヘッドスライディングでホームに生還。貴重な追加点をもたらした。

中軸の山田、村上が不発に終わる中、打線も相手先発・田嶋に五回1死までに92球を投げさせて降板に追い込むなど粘りを発揮。さらに東京ドーム初登板のバルガス、吉田凌を攻略し、逆転勝ちにつなげた。

高津監督が「いつも通りですけど、勝ちたい。それしかない」と第4戦以降に目を向けると、ファンと関東一本締め(一丁締め)の〝日本流〟で喜びを分かち合った大砲は「マダ、オワッテイナイ」と日本語で呼応した。これで2勝1敗。20年ぶりの日本一へ、一気に王手をかける。(横山尚杜)


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