ヤクルト・石山、炎のリリーフ&マクガフ雪辱締め!シーソーゲーム終盤抑えた千両ヤク者

サンスポ
マクガフは高津監督に抱きつかれ、うれしそうに笑った(撮影・荒木孝雄)
マクガフは高津監督に抱きつかれ、うれしそうに笑った(撮影・荒木孝雄)
7回表の後続を断ち吠える石山泰稚 =東京ドーム(撮影・今野顕)
7回表の後続を断ち吠える石山泰稚 =東京ドーム(撮影・今野顕)

(SMBC日本シリーズ2021、ヤクルト5-4オリックス、ヤクルト2勝1敗、23日、京セラ)勝利のバトンがつながった!! 1点を勝ち越された直後の七回2死満塁。4番手で登板したヤクルト・石山泰稚投手(33)が、代打のアダム・ジョーンズ(36)を空振り三振に斬り、その裏の攻撃での逆転を呼び込んだ。八回も無失点に抑え、九回はスコット・マクガフ投手(32)が締めて逃げ切った。石山は日本シリーズ初白星、マクガフは同初セーブをマーク。〝新旧守護神リレー〟で、チームは大きな2勝目をつかんだ。

燕党は両手を合わせ、祈った。3-4と勝ち越され、なお2死満塁の大ピンチ。スアレス、田口からバトンを託され、4番手でマウンドに上がった石山は、代打・ジョーンズをフォークボールで空振り三振に斬り、雄たけびを東京ドームに響かせた。

「意気に感じて、それに応えられてうれしい。スアちゃん(スアレス)や田口を助られて良かった。シーズン中は助けられてばかりだったので」

いつも通りのポーカーフェースでも、内に秘めた闘志は人一倍だった。一発が致命傷となる状況で、迎えたのは米大リーグ通算282本塁打の大物助っ人。この日最速の153キロを計測した3球目で2ストライク目を稼ぐと、ファウルを経た5球目、伝家の宝刀でバットに空を切らせた。

〝炎の救援〟に応えるように、チームはその裏に勝ち越し。直後の八回、再びマウンドに向かった石山は「この流れに乗ろう」と自らに言い聞かせ、ここも三者凡退に仕留めた。本来なら勝ちパターンの清水に継投するところ。高津監督は「(七回の)打ち取り方がすごく良かったので、八回もいかせた」と采配の真意を明かした。

昨オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留した石山。4年契約を結び、決意新たに守護神として臨んだ9年目のシーズンだったが、体重の変化など体のバランスを崩して開幕から不調に陥った。

5月下旬にはマクガフに抑えの座を譲り、6月20日に2軍落ちも経験。「投げるたびに打たれるので、何をしていいか分からなかった。同じでは駄目だし、何か変えないと、という思いがあった」と当時を振り返る。

日米通算313セーブを挙げた高津監督からは2軍降格時に「苦しい期間、自分と向き合ってやることをやれば、時間が解決してくれる」と声を掛けられた。2軍戦を映像で見てくれていた指揮官からは、昇格時にも「あのボールをしっかりと投げ込めば大丈夫だ」と支えになる言葉をもらった。投球フォームを微調整し、トレーニング方法も変えて徐々に状態を上げ、この大舞台で最高の輝きを放った。

九回はマクガフが締め〝新旧守護神リレー〟でつかんだ価値ある勝利。復活を遂げた背番号12が、日本一への大きな力となる。(赤尾裕希)

■データBOX 今季のレギュラーシーズン0勝のヤクルト・石山がシリーズ初勝利。レギュラーシーズン0勝の投手がシリーズで勝利を挙げたのは、セ・リーグの投手では初めてで、1974年第2戦のロッテ・成重春生、85年第4戦の西武・永射保、96年第5戦のオリックス・伊藤隆偉、99年第5戦のダイエー・吉田修司、2019年第3戦のソフトバンク・石川柊太、20年第4戦のソフトバンク・松本裕樹に次いで7人目。


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