早慶戦はトライ合戦に…早大逃げ切り逆転Vに望みつないだ/関東対抗戦

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前半 トライを決め、歓喜する佐藤健次(左)ら早大の選手たち=秩父宮ラグビー場(撮影・福島範和)
前半 トライを決め、歓喜する佐藤健次(左)ら早大の選手たち=秩父宮ラグビー場(撮影・福島範和)

関東大学対抗戦(23日、早大40-33慶大、秩父宮)今年で98度目を迎えた伝統の一戦は、早大が慶応に40-33で勝利。5勝1敗の勝ち点24とし、優勝の可能性を残した。12月5日の最終戦(秩父宮)で明大と対戦する。早大はNO・8佐藤健次(1年)の先制トライなど、前半に5トライを奪って大きくリード。後半は慶大に4トライを許したが逃げ切った。3勝3敗で勝ち点16の慶大は、同4日に首位の帝京大と最終戦(秩父宮)を行う。定期戦通算は早大の71勝7分け20敗となった。

■NO・8佐藤が口火切るトライ 思わず右腕を突き上げた。前半6分、早大のNO・8佐藤は慶大ゴール前でボールを受けると、相手のタックルを反転してかわし、インゴールに飛び込んだ。98度目の伝統の一戦で、スーパールーキーがトライ合戦の口火を切った。

「強く、賢くを個人テーマにしていた。練習通りいいコースに入れた」

前半 トライを決め、歓喜する早大・伊藤大祐=秩父宮ラグビー場(撮影・福島範和)
前半 トライを決め、歓喜する早大・伊藤大祐=秩父宮ラグビー場(撮影・福島範和)

佐藤が勢いをつけ、前半だけで5トライの猛攻。35-5と大きくリードした。しかし、神奈川・桐蔭学園の主将として全国高校大会2連覇に導いた佐藤でさえ、「前夜は緊張した」と独特な雰囲気になる早慶戦。早大監督として大学日本一3度の名将、日比野弘さんが14日に亡くなり(享年86)、「勝たないといけないという思いは強かった」(大田尾竜彦監督)大一番は、このままでは終わらなかった。

■後半、慶大のモール攻撃に苦戦 後半は慶大のモール攻撃を止めきれず、前半の1本を含めてモールで4トライを献上し、終わってみれば7点差の勝利。日比野さんに誘われて早大に入学した大田尾監督は「(日比野さんに)モールは何とかならないのかと言われてしまう」と苦笑しながら、「前半うまくいったことが、後半もうまくいくとは限らない。状況によってゲームプランを変化させるという部分が一番の課題」と話した。

相手との接触プレーの多いCTBの長田智希主将(4年)を、今後をにらんで前半だけで交代させた。それでも勝ち切れたことは一筋の光明だ。12月4日に慶大が帝京大を破り、翌日の早明戦に勝てば劇的な逆転優勝の可能性もある。「後半、外から見ていて勉強になった。次につなげないといけない」と長田。2連敗中の宿敵・明大からの勝利に焦点を絞った。(田中浩)

★早大が優勝するには 順位は勝ち点(勝ち4、分け2、負け0)で争う。大前提はここまで6戦全勝で勝ち点27の帝京大が最終戦で慶大に敗れ、同24の早大が同26の明大に勝つこと。帝京大がボーナス点なしで敗れた場合、最低でも同28となる早大は帝京大と明大を上回る。帝京大がボーナス点1(7点差以内の敗戦)を加えれば、早大はボーナス点(明大より3トライ以上多く奪う)を得る勝利で勝ち点5を上積みしなければならない。勝ち点が並ぶと、直接対決で勝っている帝京大の優勝となる。


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